コスモにとって、一番大変な夏休み の宿題。それは間違いなく、読書感想文 だと思います。アスペっ子の特性ゆえか、まず物語の流れというものを把握するのが不得手です。その上にコスモは「処理速度」の障害がありますから、原稿用紙三枚という分量の文字を手で書くというのは大変なことなのです。
いっそのことパソコン で文章を打ったほうが早いのかも知れませんが（その後パソコンは習い続けていて、少しずつ入力速度が早くなっています ）、小学校の段階では１人だけそうさせてもらうのも難しいでしょうし。まあ、中学生くらいになったら、お願いしてみてもいいかなとは思っていますけど。
と言う訳で、今年は去年までの教訓（？）を生かして、少々やり方を変えてみました。
その１。題材にする本ですが、新しい本を読もうと思わずに、今までに何べんも読んでいる本にする。そうすれば、取りあえず内容は頭に入っているわけですから。
その２。下書きの段階では、本人には口述させて、私がパソコンで文章を打ち込む（私もその方が早いので）。 もちろん、ヘンな文章でも直したりはしませんよ。それじゃ、私の文章になっちゃいますからね
その３。清書は一気にやろうと思わず、何日かに分ける。具体的には三日間に分けることに。一日あたり原稿用紙一枚ってことで。
で。コスモが選んだ本 は、もう何べんも読んでいる「ファーブル昆虫記」の第一巻、フンコロガシ のお話。虫の大好きなコスモの超愛読書です。そして今日は、コスモの口からほとばしる 「昆虫記」の感想を、私がパソに入力しました。大好きなフンコロガシの話になると、コスモは超熱弁になり、私の入力が追いつかないくらい あっと言う間に原稿用紙三枚分が埋まっていました。
それからコスモ本人にパソコン画面を見させて、自分でおかしいと思う部分を修正させ、プリントアウトすれば「下書き」のできあがり。いちおう読み返してみると、「感想文」と言うよりは「フンコロガシという虫がいかに面白いかを熱く 語る文章」になっていましたが、まあコスモらしくていいかな、と
あとはゆっくり三日間かけて、これを原稿用紙に写すだけです。感想文さえ終わってしまえば、残りはコスモの好きな絵 や工作 ですし。あ、自由研究があったか
ま、いいや。何とかなるでしょう
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