昨日、今日とコスモは、間近に迫った期末試験のために頑張ってテスト勉強をしています。
決してガリ勉させるつもりはないのですが、今の中学は副読本などが非常に多く、ワーク類もたくさんあるので、一通り目を通すだけでも時間がかかります。
その上、先生方がテスト一週間前になってから渡してくださった試験勉強用のプリント（通称 愛のプリント）があるので、そちらは宿題としてこなさないといけないし、結構大変です。
昨日は、エレクトーン教室以外は外出もせずに頑張って、夜 の８時までかかりました。
そして、今日はつい先ほど、５時過ぎになってやっと２日間のノルマを終えることが出来ました。
（今日は、息抜きにスーパーには行きましたけどね ）
さて。そんな風に頑張っているコスモのために、ある計画を実行。
現在、テレビで放送されている「仮面ライダーディケイド」は、平成に入ってから１０作目の仮面ライダーシリーズということで、ある意味お祭り的な作品になっています。
主人公は「ディケイド（１０年目）」という仮面ライダーですが、平成に入ってからのライダーが、ゲストのような感じで次々に登場します。
これが、記憶力バツグンの自閉っ子の脳を刺激してしまいました
コスモは、昔のテレビ番組のことを本当によく覚えています。父親のことは全く覚えていないのに（笑）、テレビ番組なら２歳以降はほとんど記憶しています。
ですから、「ディケイド」の番組で懐かしのライダーが出れば出るほど、
「あのライダーは、僕が何歳のときにやってたんやよなあ 」
「僕、あのオモチャ好きやったよなあ」
等々、連発するように。
そして最近では、
「懐かしいなあ。あの（ライダーの）ソフビ、今でもあるかな？」
と言うようになりました。
コスモが欲しがるオモチャは、だいたいソフビかロボットかぬいぐるみに限られています。１つのものを長〜く遊ぶので、今でも現役のオモチャの中には、十年選手がたくさんいます。
ただ、いわゆる「旬」が過ぎたオモチャは、家の裏にある物置に保管しています。物置には他にも色々な物があって、オモチャは奥へ奥へと詰め込まれているので、出すのはか〜な〜り大変。と言うか、私では物理的に背が届きません
そんなわけで、「懐かしのソフビ」を出すのを躊躇していたのですが、コスモがテスト勉強を一生懸命頑張っている姿を見て、何とか出してあげたい、という気持ちになりました。
我が家で一番背の高い大人は、父（おじいちゃん）。それでも身長１６０ｃｍなんですが、取りあえずオモチャの箱を出すことは出来ます。
父を拝み倒して、今夜はビール を一本多く付けるからとゴマをすって、「コスモが喜ぶよ」とおだてて、おだてて。
私や母に対してはやたら厳しい父ですが、コスモにだけは甘いです。
「しゃあないなあ 」
と言いながら、汗をかきかき、物置の奥からオモチャ箱を出してくれました。
開けてみると、コスモが小さいころに遊んだ懐かしいソフビやロボットがいっぱい
オモチャ箱自体は、すっかりホコリを被っていたので、そのまま家の中に持っていくのはやめて、コスモが「懐かしい」と言っているライダーたちのソフビを中心に、私がピックアップしました。
箱の中にいたオモチャたちも、少しだけホコリが付いていたので、雑巾で綺麗に拭いてあげて。
しばらくコスモの目につかない所に隠しておいて、勉強が済んでから、見せてあげました。
「うわ〜〜、クウガや、アギトや。ナイトもおる〜〜。懐かしい〜〜 」
（↑全部ライダーの名前です）
コスモはすっかり大喜び。
また現役に復活させて遊ぶそうです
「コスモが大事に遊んでたから、何年経ってもまた遊べるんやねえ。良かったね」
と言うと、嬉しそうに、
「うん 」
数年、或いは十年近い月日を経て、また陽の目を見たオモチャたち。
これからも自閉っ子・コスモの、良き遊び相手であって欲しいです
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