皆さんは、ビンタ小僧のMのことを覚えていらっしゃいますか。
５年生の修了式の日に、コスモにいきなり往復ビンタをくらわした悪ガキです（彼についてはこちら）。
６年生になって、クラスも別々になり、コスモも直接は「被害」に遭うことは無くなったようですが、家が比較的近いので、その後もこの子にはよく遭遇します。
今日は金曜日で、パソコン教室 の日なので、例によって私がコスモを迎えに行ったのですが、ちょうどコスモが来るのを見つけたので、私がコスモの方に近寄ると、わざと至近距離に寄って来たビンタ小僧のM。
私をじろりと睨みつけ、
「危ないな！ うっとうしい！！」
・・・念のため書いておきますが、私は別に何も危ないことはしていません^^;
こういうのは、別に今回に限ったことではなくて、以下、私がMに言われたことのある言葉一覧です。
「子供やあるまいし！ 教室に入るな！！」
（授業参観のときに言われました。教室に入って普通だと思うのですが）
「挨拶も無しかい！！」
（近所でたまたますれ違って）
「謝らんかい！！」
（軽〜く、身体がぶつかったとき。と言うか、ぶつかってきたのは向こう）
よくもまあ、子供の口からこれだけの言葉が出るものだと、ある意味感心していますが
もちろん、まともに相手をする気はないので、無視するか、適当に「はいはい 」と相槌を打つかのどちらかです。
コスモに言わせると、ビンタ小僧Mは、よく「当り屋みたいに」わざとぶつかってきたり、ぶつかった真似をしたりして、「謝れ」「骨が折れた（もちろんウソ）」などなど、因縁をつけてくるそうです。
まるでヤ○ザですね
まあともかく、今回も私は別に何もしていないので、当然無視。コスモを連れて帰りました。ビンタ小僧Mは、私たちの前方を歩いていて、今度は女の子 たちに、口汚い言葉をあびせかけていました。
おまけに、道路には唾も吐き捨てて。
およそコスモと同じ小学生とは思えない態度に、呆れる他はありません。
一方で、ビンタ小僧Mは、休みの日にコスモを遊びに誘いに来たりします（コスモが嫌がるので、了承したことはありませんが）。
道ですれ違ったときに、ずいぶんと可愛らしい笑顔で私にニッコリ 笑いかけたこともあります。コスモが自転車 に乗っている姿を見て、
「おう、自転車、乗れるようになったんか！」
と、楽しそうに声をかけてくれたこともあります。
休日には、一人で自転車で走り回っている姿をよく見かけます。
もしかして、Mはそんなに悪い子ではなくて、ただ単に寂しいのかな・・・と思うことがあります。
だからと言って、彼とコスモを積極的に遊ばせようとか、彼と親身に向き合ってあげようと思うほど、私は心が広いわけでもありません。
ただ彼の、小学生とは思えない言葉遣いと態度に、一体どんな家庭生活を送っているのだろうと、やや気がかりではあります。
「どうして、汚い言葉を使うんやろうなあ。僕には、分からへん」
コミュニケーションの障害のために、６年生にしては言葉がたどたどしいコスモ。
そんなコスモにとっては、相手を口汚く罵るなんていうことは、理解以前に、能力的に不可能なことです。
でも、障害ゆえに相手を罵ること自体が物理的に不可能なコスモと、事情は分かりませんが、相手構わず汚い言葉を浴びせるMと。
どっちが人間として、幸せなんだろう。そんなことを、ふと考えてしまう今日この頃です。
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