少し前の話です。コスモが社会科のテストを持って帰って来たのですが、１００点満点が訂正されて、９５点になっていました。よくよく見てみると、地名の漢字が一ヶ所、間違っていたようで。
「ああ。先生、返す前に気づいて、訂正しはったんやね」
と私が言うと、
「違うよ」
とコスモ。よくよく聞いてみると、返してもらったときは１００点だったけど、後で自分で間違いに気づいたので、担任の先生 のところへ持って行って、９５点に直してもらったのだとか。
私はそれを聞いて、とても嬉しくて。
「そっかあ。コスモはええ子やな。正直で、ええ子や。正直なええ子には、きっと何か、ええことがあるで」
と誉めまくりました。それが先週の末くらいの話。
そして、今日。
朝から雨 でしたが、コスモは大喜び。
というのは、コスモの学校 では毎週水・金の朝には「マラソン朝礼」があって、学年別に校庭を何週か走ることになっています。これが雨だと、中止になって、「読書タイム」に変わります。コスモはこの「読書タイム」が大好きで、「マラソン朝礼」が大嫌い。だから今朝の雨に喜んだわけですが、
「いやあ、福が来たなあ。本当にええことがあったなあ」
と大はしゃぎ。「本当にええこと」って何のこと？と思ったら、
「ほら、ママが言うたやん。正直なええ子には、ええことがあるって」
・・・・・・そう言やそうでした
私が何気なく言った誉め言葉をしっかり覚えていたのにも驚きましたが、その「ええこと」が今日の雨に繋がったことに、またビックリ。しかも「福が来た」ときたか・・・
まあ確かに、コスモ自身がそう言うのなら、これは「福」なのかも知れません。こんな些細なことに「福」を感じられるコスモが、何だかとてもうらやましくて、そして可愛いです
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