先日、学級委員会に出席したときのことです。
委員会が始まる前に、例の教頭先生↓が、会議室に見えました。
http://blog.zaq.ne.jp/kokoronohoshi/archive/200704/#a_264
教頭先生は、保護者全体に挨拶をした後、そっと私の側にやって来て、
「終わったら、職員室に寄って！」
と声をかけて行かれました。
あー、やっぱり、という感じで、帰りに職員室に寄った私^^;。あ、もちろん、先生との再会は嬉しいんですけどね(^^)
「元気やったー？」
の近況報告から始まって、話はもちろん、コスモのことになりました。４年生の夏に診断を受けたこと、そのきっかけ、そしてさかのぼる形でコスモの生い立ちについて。
先生はひと通り聞いてくださったあと、私に向かってこうおっしゃいました。
「前の学校にも、自閉の子はいたからね。コスモくん見て、ああ、確かにそうやな、と思った。でも、コスモくんはすごく優しくて、ええ子やん。うまいこと育てたね」
私は一瞬、耳を疑いました。
今までコスモを育てていて、コスモ本人を誉めてもらったことは何度かありますが、私の子育てに対して誰か誉められたことは、一度も無かったからです。
赤ちゃんのころから、偏食だったコスモ。人一倍不器用で、何をするにも遅かったコスモ。
「大変だね」と労わって（同情して？）くれる人、「みんなこんなもんよ」と慰めてくれる人、「過保護」「しつけが悪い」と非難する人はいても、私の育て方を誉めてくれる人なんて、本当にいませんでした。
一方で私自身も、自閉が子育てのせいではないと分かっていても、
「もっと早く気づけなかったのか」
「もう少し違った育て方をしていれば、コスモも困らずに済んだのではないか」
と思うばかりで、自分の子育てが人から誉めてもらえるものだなんて、考えたことすら無かったのです。
でも、教頭先生は、確かにおっしゃいました。
「うまいこと育てたね」
と。お世辞もあるかも知れませんし、私が教え子だという贔屓目もあるでしょう。それでも、私には涙が出るほど嬉しい言葉でした。
「それにコスモくんって、すっごく可愛いな〜〜。めちゃくちゃ可愛いやん！」
それに関しては、思わず「でしょう？」と相槌を打ってしまった私（親バカ全開^^;）。
ひとしきり話して、すっかりスッキリした気持ちで、また話に来ることを先生に約束して、帰路についた私でした(^^)。
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