コスモは毎日、学校のプール に通っています。
コスモたちの学校 では、夏休みの水泳指導はレベルでA〜Dの４コースに分かれていて、コスモは現在、下から２番目のBコースです。コスモの同級生たちはもうほとんどがCコースやDコースに進級していて、Bにいる高学年はたぶんコスモを入れて数人程度だと思います。実際はもう少し多いのかも知れませんが、夏休みのプールは強制ではないので、学年が上になってもまだ下のレベルにいる子は、恥ずかしがって来なくなってしまうようです。
その点、コスモはもともとの性格なのか自閉っ子の特性なのか、周りが自分より小さい子ばかりというのは一向気にならないようで、毎日毎日、判でついたように 決まった時間になるとプールに出かけていきます。Bコースの中にもいくつかの段階があって、つい先日、コスモはやっと「１０ｍ泳ぐ」という課題をクリアーすることができました。４年生の間は、一年間かけてこれができなかったのですが、少しは成長したということですね
で、今日。私が仕事から帰ると、コスモが言ったこと。
「あのな、２５ｍ泳げた！」
え  つい先週が１０ｍだったのに、今度は２５ｍ
「ビート板持って、やけどな」
・・・なんだ いや、ビックリしましたよ、マジで
でも、例えビート板を持ってにしても、プールの縦幅を泳ぐことができた、というのはコスモにとっては非常に嬉しかったようで。
「気持ちよかったあ いつか、板なしで泳げたら、もっと気持ちええやろうなあ。いつか泳げるかなあ」
と、目をキラキラ させていました。
そうだね、いつか泳げたらいいね、２５ｍ。
いや、きっと、いつか泳げるよ。他のお友達よりは遅いかも知れないけど、コスモにとっての「そのとき」がきたら、きっと泳げるよ。
明日は、「ビート板を持って２５ｍ」の課題のテスト日だそうです。またクリアーして、次に進めるといいね、コスモ
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