昨日、コスモたちの運動会のことを書きましたが、書き足りないところがありましたので、ちょっとだけ追加です。
競技とは全然関係ないのですが・・・
お昼は当然のことながら、お弁当 でした。
そんな大した内容ではありませんが、いちおう朝早く起きて作ったお弁当。
観に来ている家族と一緒に食べるかどうかは各自の自由・・・と言うことになっていたのですが。
実は、コスモが中学校 に入って以来、運動会が当初の日程通りに行なわれたのは今回が初めてでした。
１年のときは新型インフルエンザの影響で延び延びになり、２年のときは確か季節外れの台風でやはり延期になり・・・
最初に設定された日と別の日になった場合、コスモたちの中学は給食なので、お弁当は必要なくなります。つまり、「家族と一緒に食べるかどうか」の選択肢も、自動的に無くなるわけです。
それが今年はたまたま、幸いにも日程通りに開催される運びになったので、コスモに聞いてみました。
「ママと一緒にお弁当食べる？ どうする？」
するとコスモは、
「一緒に食べるのは、僕はええんやけど・・・他のみんなに『お母さんと一緒に食べてる〜』とか言われるのも嫌やからなあ。基本的に、別々に食べることにしとこうかなあ」
と。
まあ、男の子 ってそんなものだよねえ・・・と、少々寂しくはありましたが、その気持ちを尊重することに。
で、コスモの分のお弁当と私の分とを別々に詰めて、コスモのは当然、本人に渡しておきました。
ところが。
運動会の午前の部が終わり、お昼休みに入ると、生徒たちは誰も自分たちの座席には残らず、三々五々と散って行きました。
お友達と食べる子もあり、そして家族と食べる子もあり。
コスモは手荷物の整理自体に手間取っていたので（そんなにあれこれ入っているわけではありませんが不器用なので）、いつの間にか取り残されてポツンと。
親は原則、生徒の席に近寄ってはいけないのですが、そのときだけ近くに行って声を掛けました。
「一緒に食べる？ 」
するとコスモも、
「うん！ 」
ちょうどベンチが空いていたので、肩を並べて食べました。
「美味しいで」
と、コスモ。
卵焼き、唐揚げ、ホウレン草のおひたし（前日に用意）のみの超手抜き弁当なんですが。
「高校になっても、そんな弁当でええか？」
と、私。
「ええで。毎日このメニューでも構わへん」
と、コスモ。
「高校だけやなくて、大学になっても社会人になっても、ずーっとこの弁当でええで」
そうかそうかと、軽くコスモの頭を撫でた私。
何て言うか、
ええ子に育ったねえ・・・
根拠はありませんが（笑）
中学で最初で最後の、運動会でのお弁当。
ささやかではありますが、たぶん一生忘れることのない、温かい思い出になりました。
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