自閉っ子のコスモは、自分と他人を比べるということをあまりしません。
よく言えば独立独歩、悪く言えば周りに無頓着。
お友達と話をするということも、つい最近まで必要最低限であって、楽しんでいる気配はありませんでした。
それを打開するきっかけになったのは、やっぱりゲーム。
要は「モンハン」です。
ご存じない方のために一応ご説明しますと、「狩り」のゲームで、特に中学生以上の男の子の間で大流行しているものです。
もちろん、大きいお友達にもファンはたくさんいて、そして女性にも・・・かく言う私も、アラフォーの大きな女の子（笑）ですが、やっております、ハイ
で、この「モンハン」でプレイヤーは自分の分身である「ハンター（人間）」で強大な「モンスター」たちを狩ることになるのですが、ハンターが使う武器の種類はとても豊富です（現在、カテゴリ別で１１種類）。
この中でどの武器を使っているか、と言うだけでも結構話題になるわけです。
ちなみにコスモのメイン武器はハンマー、私のメインはボウガン（銃）なのですが、同級生のみんなはコスモがハンマーだと聞いて、
「意外」
「渋い」
などと言っているそうです。
「意外」と言うのは、ハンマー使いには豪快なイメージがあるからだそうで、
「弓とか、ボウガンとか使ってるのかと思った」
と言われたとか（コツコツやってる感じ・・・と言うこと？）。
そこでコスモが、
「ボウガン使いはお母さんや」
と答えたら、
「へえー」
と感心されて、そこから一頻り私との協力プレイの話になったそうです（「モンハン」では、２人以上４人までのハンターが一緒にモンスターを狩ることが出来ます）。
「そやからママは、みんなの間ではボウガン使いのおばちゃんとして有名やで」
と、コスモ。
そっか、有名なのか
「渋い」と言われた意味については不明。
ちなみに、ハンマー、ボウガン以外の武器の種類はと言いますと。
大剣、片手剣、双剣、太刀、狩猟笛、ランス、ガンランス、スラッシュアックス（剣に変形する斧）、弓
となりますが、これらに比べてハンマーは渋い・・・ですか？ どうでしょう？（笑）
こんな風に学校のお友達との会話内容を教えてくれるだけでも、コスモにしてみれば大きな進歩なのですが、更に顕著なのがゲームの進行具合について負けん気を見せ始めたこと。
同級生の大半（？）が、新作であるモンハンＰ3rdのラスボスまで行っているそうで、
「僕らも負けてたらあかん！！」
と、私を急かすこと、急かすこと。
昨晩ようやく、そのラスボスまで辿り着きましたが、あと一歩のところで時間切れとなり倒せませんでした。
「今日こそは倒すで！」
と息巻くコスモに、
「ちゃんと勉強終わってからな！」
と、釘を刺す私。そこはやっぱり、親ですから
今夜もまた、お互いにゲームでもリアルでも背中を預け合って、ラスボスの○マ○○○○チと戦うことになるのでしょう。
もともとゲーム好きな私ですが、まさかこの年齢になって息子と「狩り」をすることになるとは。
こんな楽しさを与えてくれたゲーム会社に、心から感謝です
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