2008年08月28日(木)
買い物の練習。
コスモたちは、10月の下旬に修学旅行に行きます。
宿泊そのものに関しては、去年の林間学校を無事クリヤーしましたから、まあ大丈夫かと。見学先に原爆資料館があるのが少々心配ですが(展示物の一部を非常に怖がる可能性があるため)、その点については担任の先生にお願いしたので、恐らく対処してくださるでしょう。
だから、あとは特に心配することもないな、と思っていたら・・・ありました
修学旅行と言えば、お小遣い。林間学校と違って、決まった金額のお小遣いを持って行って、それでお土産を買ったりするはずです。
で、コスモはと言うと、実はこの年齢まで自分1人で買い物をした経験が、全くと言っていいほど無いのです
お小遣いは月に600円あげてますし(100円×学年)、お年玉なんかももらいますから、自分のお金で欲しい物を買ったことはあります。
ただ、そういうときは100%私が横についていますし、大きなお金だと私が預かって、お勘定をする場合もあります。
完全に私がいない状態で、自分でお金を出して、お釣りをもらって、商品を受け取って・・・は、やったことがないわけで
学校側にお願いすれば、おそらくは支援級の先生方などがフォローしてくださることとは思いますが、将来的にも「お買い物」は出来た方が良いわけで。ある意味いい機会かも、と、この夏休み後半は「お買い物実習」を実行しました。
まずは家で、簡単な練習。欲しい品物をレジに持ってきて、「何円です」と言われたらそれに足りる金額を出して、お釣りを受け取って、品物を持って帰る。
これだけのことなんですが、実際にお店で、となるとコスモにとっては結構難しかったりします。
何故なら、お店やレジの店員さんによって、微妙に「段取り」が違っていたりするからです。
品物を渡して、「何円です」まではだいたい同じだと思うのですが、お金を渡すと、先に商品を渡してくれる店員さんもいれば、お釣りが先になる場合もあります。同時に渡されることもあります。「ご自宅用ですか?」「このままでよろしいですか?」など、予想外の質問をされるときもあります。
なかなか、家での練習通りにはいかないんですよねえ
でも、いつまでも私との「買い物ごっこ」だけで済ますわけにもいかないし。やはりここは、勇気を持つことが大切だと思って、先に私がレジの人に、
「すみません、この子に買い物の練習をさせてください。少し、やり取りがゆっくりかも知れないんですけど、よろしいでしょうか?」
と、お願いすることにしました。
もちろん、なるべくレジが空いているときを選ぶようにしています。店員さんも、「あの人なら大丈夫かな?」と思える、優しそうな人を探します(笑)。
そして今のところ、何方も快く引き受けていただいています。いろいろなスーパーの店員さん、どうもありがとうございます
私はコスモから、ほんの少し離れて。あとはコスモ本人と、店員さんに任せます。いろいろあります。お釣りを忘れたり、品物を受け取るのを忘れたり。レシートは、まあどっちでもいいかとも思うのですが、一応もらうように言っています。そして、全部ちゃんともらったかな?と思ったら、お財布のチャックを閉め忘れていて、小銭がチャラチャラ床に落ちたり
それでも、少しずつですが、要領がよくなってきました。夏休みはもうすぐ終わりですが、9月〜10月の週末にもなるべく練習をさせるようにしたら、たぶん大丈夫・・・かな?
今日も、コスモが毎月買っている雑誌を、自分で買わせました。たまたまかも知れませんが、今日はひとつも抜かさずに出来ました。
「出来たな、コスモ」
離れて見守っていた私がそう言うと、誇らしげに、私にVサインをして見せたコスモでした。
2008-08-28 18:40 | 記事へ | コメント(14) |
| 広汎性発達障害(アスペルガー症候群) / 生活 |

ニックネーム:コスモママ
性別:たぶん女性
年齢:そろそろ半世紀
都道府県:大阪府
アスペルガー症候群の大学生・コスモと、その母のお気楽ゲーマーライフ。発達障害がメインテーマですが、半分くらいはゲームの話題です。

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