大流行のソーシャルゲーム、「なめこ栽培キット」のことはご存じの方も多いと思います。
私もこういうモノ↓を買ってしまう辺りからお察しいただける通り、「なめこ」が大好きなのですが・・・
こんな本を見つけました↓
「なめこ文学全集 なめこでわかる名作文学１」
なんじゃそりゃ？と思われるかも知れませんが・・・
結構深いんです、この本。
掲載されているのは、「蜘蛛の糸」「たけくらべ」「坊ちゃん」など、日本を代表する文学作品が８つ。
近代のものが中心ですが、「源氏物語」もあります。
で、これらの物語が「なめこ」の漫画で表現されているんですが・・・
まず、絵がすごく良いです。綺麗という意味もありますが、私がすごいと思うのは「なめこ」たちの表情の豊かさです。
「なめこ」の顔パーツって、かなりシンプルですよね？ なのに、様々な感情や状況が生き生きと表現されていることに驚かされます。
そして、漫画という手段を使っているのでどうしてもダイジェスト的になる部分もあるのですが、それを感じさせない上手い「省略」がなされています。
お見事としか申し上げようがありません
ご興味のある方はぜひ手に取ってご覧ください。
ただ、原作由来のかなりブラックな部分も（良い意味で）盛り込まれていますので、お子さん向けではないかも知れないです。
「楽しいなめこの漫画」と思って読むと痛い目に遭う可能性がありますので、ご注意を。
コスモは平気でしたが・・・
ともあれ、私にとっては久々の「当たり」でした。なめこファンの方にも、文学ファンの方にも、両方だと仰る方にもお勧めです。
私は３番目です（笑）
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