一昨日、コスモが「とび森」とそれ以外の趣味との兼ね合いが難しくて悩んでいる・・・という話を書きましたが。
その後、少しずつ修正されつつあります。打ち明けてくれて良かったです。私も協力することができますので。
まず、
「ＣＤの曲をiPod touchに入れたい」
ことについては、入れたいＣＤをラックから出して、本人の勉強机の上に置いておきました。
勉強机に、ＰＣ も載ってますので。
視覚的に分かり易くすれば良い、と言うのはコスモという自閉っ子と付き合う？に当たっての、基本中の基本です。
その基本を思い出す形になりました。
案の定コスモは、
「うん、こうやって置いてあると『これをしないといけない』って分かり易いなあ 」
と嬉しそうでした。
その延長で、読みたい漫画があるなら、それも本棚から取り出して目につくところに置いておきなさい、と。
いそいそと数冊のマンガを取り出したコスモ。
ポケモンのビデオをまだ見ていないことについては、コスモが愛用している日めくりカレンダーに本人が書き込みました。
「ポケモンビデオ」と、ただそれだけのメモ書き ですが・・・シンプルで良いんじゃないかと
と言う訳で、やりたいことを全て視覚化することで、コスモの時間がスムーズに動き始めました。
もちろん、相変わらず「とび森」にハマってはいるんですけどね。
でも、他のことが「目に付く」ので、
「ちょっと休んで、別のことをやろう」
という方向に思考が働くようになったみたいです。
「簡単な方法やから、これからは自分でできる」
と、本人も言ってますし。
ヤレヤレです
１つのものにハマって、他のことがお留守になる・・・別に自閉症であろうがなかろうが有り得ることだと思うのですが、今回コスモが不安になったのは、自分の中での心づもりとのバランスが上手く取れなくなってしまったからなのでしょうね。
余暇の過ごし方まで私は口出ししていませんが、勉強が済んだあと、どのくらいテレビを見て、どのくらい漫画を読んで、そしてゲームはこのくらいの加減で・・・というコスモなりのスケジュールがあるのでしょう。それがあまりにも魅力的な「とび森」のおかげで狂ってしまったわけですね。
普通なら、
「しばらくはゲーム以外は休んでおこう」
と開き直れるのでしょうが・・・自閉っ子の毎日は、自分で決めたある意味危ういバランスの上に成り立っているのだと思います。そのバランスは「安心」のためにとても大切なのだと、「とび森」はコスモに教えてくれたとも言えるでしょう。
繰り返しになりますが、早いうちに本人が気づいて、そして私に打ち明けてくれて本当に良かったです
それにしても・・・ちょっと親バカみたいな書き方になりますが、勉強だけは「とび森」の誘惑に負けることなく、いつも通りなんですよね。
これが不思議です。
コスモにとっては、例えば起きたら顔を洗うとか、ご飯 を食べるとかお風呂 に入るとか、
「娯楽とは別で、必ずやらなければならないこと」
に入っているのでしょうか。
どのみち、サボらないことは良いことですけどね
|
