今までも何度か書かせていただきましたが、私は月に２回ほど、障害児を対象とした学童保育の施設に、絵本の読み聞かせに行っています。
昨日も、その読み聞かせの日でした。
この施設に、いつも来ている子で、自閉症の女の子がいます。仮にＭちゃんとします。
初めて会ったのは去年の夏 ですが、Ｍちゃんは鏡が大好きで、いつ行っても鏡の前で寝転んで、自分の姿？を見ていることが多いです。
当然、最初は絵本にもぜ〜んぜん興味が無くて、ずっとそっぽを向いて鏡を眺めていました。
もちろん、他にもいろいろなお子さんがいて、お話をじっと聞いてくれる子もいれば、私と一緒に（？）読んでくれる子もいますし、横から大声を上げる子もいて、私もその声に負けないように声を張り上げなければならないような場合もあります
でも、どの子も読んでいるうちに、何となく関心を持ち始めてくれるのが分かります。最近は、
「絵本、始めるよ〜〜！！」
と呼びかけただけで、集まってくれる子も増えて来ました。
そう、Ｍちゃんもその１人です。
今でも鏡は大のお気に入りのようですが、昨日も、
「Ｍちゃん、絵本だよ〜！！」
と呼ぶと、ササッと鏡の前から起き上がり、お話を聞く姿勢になりました
去年のクリスマス には、私がそれまでに読んだ絵本の中にお気に入りがあったそうで、
「初めて、Ｍちゃんがプレゼント に絵本が欲しいと言ったって、お母さんが喜んでました」
と、施設の先生からお聞きしています。
とても嬉しいことです
さて、昨日のお話も、Ｍちゃんは楽しそうに聞いてくれました。
そして、帰りがけに、
「Ｍちゃん、バイバイ。また来るからね」
と声を掛けると、Ｍちゃんも私の方を見て、笑顔で、
「バイバイ」
と。
それを見た施設の先生方が、
「Ｍちゃんが、バイバイしたー！！」
と、大騒ぎ。
聞けば、Ｍちゃんがバイバイをすることは滅多にないそうで、
「よっぽど気に入った人か、心を許した人」
でないとダメだということです。
「Ｍちゃんに認められたんですねえ 」
と先生方に言っていただいて、本当に心から、幸せな気持ちになりました
これからも読み聞かせ、頑張って続けていきま〜す！！
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