今日でコスモたちの冬休みは終わりです。
明日からは、また学校。
そんなわけで、昨日あたりからコスモは不機嫌です。
「冬休み、終わりやな〜 」
と、眉間に皺を寄せっぱなし。
コスモは、「学校には、病気でない限り行くもの」という考えなので、休みたいとは言いませんが、基本的に学校 が好きではありません。
先生方にはとても良くしていただいていますし、同級生ももちろん嫌な子ばかりではありません。要は、「学校」という集団生活の場所そのものが嫌いなのでしょう。
コスモと言う子を見ていると、この世の中とはほんの少し次元のずれた世界で生きているような気がします。
上手く言えませんが、こちらの世界との間に微妙にフィルターが掛かっていて、いろいろなことが漠然としてしまっているような感じです。
例えば、私たちが片言程度しか分からない外国に行って、どこにどんな設備があるのか、自分の意思はどう示したらいいのか、全く分からないわけではないけれど手探りでやらないといけない、みたいな。
コスモは、よく意味も無くうろうろします。同じ場所を何度も往復したり、ぐるぐる回ったりします。それはまるで、迷子になっているようにも見えます。
例え迷子でなくても、落ち着かないときは行ったり来たりすることってありますよね。コスモの動作は、そういったものにも少し似ています。
彼らはたぶん、この世というものに適応しようと、常に精いっぱい頑張っているのでしょう。
まして学校など、人の大勢いる場所では、探らなければならないことや確かめるべきことも多過ぎて、その分疲れることでしょう。
守られた自分の空間（この場合自分の部屋など）から出て行って、分からないことだらけの場所に飛び込まなければならないのですから、コスモが不機嫌になるのも分かります。
だからと言って、「行かなくていい」というわけにもいかないし（もちろん、「休む」という選択肢は有りだと思いますが）。
まして、学校卒業後には学校よりも更に大きな集団生活である「社会」が待っています。そのためにも、例え集団が好きではなくても、ある程度は慣れてもらうしかありません。
ずっと、家の中で守ってあげられるのなら、少なくとも今のコスモは幸せだろうけど。
でも、将来のコスモのためには、集団の中で生きて行くことも必要だから。
明日からの新学期、頑張ってね、コスモ。
ママは後ろから、いつも応援しているよ
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