１学期に１回くらいやっている、漢字５０問テストの答案が返ってきました。点数は６８点。ただし、書いてある漢字はほとんど正解で、途中から真っ白。全部書き終わらないうちに、時間切れになったそうです。
何度も書いていることですが、コスモは「処理能力」に問題があるため、字を書くのが遅いです。しかし、漢字のテストはだいたい時間内に書けます。今回はどうも時間が短かったらしく、コスモにその理由を聞いてみると、
「みんながふざけてばっかりいるから、問題配るのが遅くなったんや」
だそうです。
おそらくクラス内が騒がしいので、先生が「静かに」とか言っているうちに、テスト問題を配るのが遅れた、ということでしょうか。
「字を書くのが速い人は間に合ったやろうけどな。僕は遅いから」
とコスモ。
「書いた分はちゃんと合ってるんやから、大丈夫やよ。漢字は、きちんと覚えていればそれでええんやから」
と励ます私。
何かの理由でテストの開始時間が遅れたのなら、延長するとか、書ききれなかった子は休み時間に書かせるとか、そういう対応はできなかったのかなあ、と思ってしまいます。
テストに限らず、最近、コスモのクラスはとても騒がしい様子。
「ともかく、教室がうるさ過ぎて、先生が何を言っているのか、授業で何をやっているのかさっぱり分からない」
らしいです。
聞き取るべき内容と周りの雑音が、全て同じように聞こえてしまうのも自閉障害のひとつ。コスモにとっては、さぞ大変なことでしょう。
これから学年が上がるにつれて、普通学級での学習は、少しずつ難しくなっていくのかも知れない。そんなことを、近ごろふと思います。
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