今日、コスモと出かけたショッピングモールに、フリーマーケットのお店がありました。何か面白いものがあるかも？と思って、入ってみたコスモと私。商品は洋服やアクセサリーが主で、コスモはいまいち興味がない様子。
「もう出ようか？」
と言おうとした矢先、いきなりコスモの眼が輝きました。
「トドくんや！」
興奮して、棚の上の方を指差すコスモ。そこには、大きなトドのぬいぐるみが。
「あのトドくんや！ あのトドくんと同じや！」
・・・そう。実はそのトドのぬいぐるみは、以前コスモが持っていたものと全く同じ種類だったのです。コスモが小学校に上がるころ、おもちゃをある程度整理しようと思って、（私の基準で）いらないものを市内のリサイクル施設に持っていきました。その中に、トドのぬいぐるみも含まれていたのですが、コスモは後日そのぬいぐるみがもう無いことを知って、ずいぶん残念がったのです。
以来、コスモのものを処分するときは極力本人に断ることにしたのですが、トドのぬいぐるみのことは、私の中でもほろ苦い思い出としてずっと引っ掛かっていました。・・・そして今日、見つけた同じぬいぐるみ。
棚の高いところにあったので、降ろしてみると、「新品」と書かれたタグが。毛並みもきれいで、第一よく見ると、以前のトドよりふた周りほど大きめです。「同一トドくん」でないのは明らかですが、コスモはもう抱き締めて離しません。おそるおそる値段を見ると、「５００円」。これはもう、買うしかないでしょう（笑）
家に帰るまで、ずっとトドくんを抱き締めながら、ニコニコ顔のコスモ。ふと本人が、
「以前より大きいな〜」
と言い出しました。ああ、やっぱり別のぬいぐるみだと分かっているんだなと思ったら、
「大きくなって、戻ってきたんやな！」
・・・・・・負けました^^;
そうだね。本当に大きくなって、コスモのところに戻ってきたのかも知れないね。
私も何だか、コスモの言葉を信じたくなりました。
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