今日から何回かに分けて、入院中のあれこれを書いてみたいと思います。
自分自身のこと以外に、ちょっとネタ的なことも含めて（笑）
たぶん長くなるので、合間合間に普段の話も入れながら進めていくつもりです。
まずは、今回のメイン（？）だった手術の話から。
口の中にできる良性腫瘍、エナメル上皮腫の切除手術と言うことで、全身麻酔で施術されました。
当日は朝から絶食で、午後の手術だったので午前１０時ごろまでは水分のみ可。
その後は１日中何も無しでした。
ただし、手術後に主治医からGoサインが出れば水を飲んでも良いと言うことだったのですが・・・これについては次回に
手術室には、歩いて行きました。
二重の扉をくぐり抜けると、ドラマの中に出て来るみたいな手術台やら照明やらがバーンとォ！目に入ったので、ここでいきなり緊張しましたね。
お医者さまたちや看護師さんたちもよく分かっておられるみたいで、
「こういうの見ると、緊張するよね〜」
と共感してくださったので、少しホッとしましたが。
手術台の上にあがり、
「今からいろいろしますよ〜」
と言われて、緊張MAX。
心電図やら血圧計やらが付けられる中、印象的だったのは、ものすごく温かい布団？みたいなのを被せられたこと。
全身麻酔中は体温が下がるので、身体を温めておくためだそうです。
さて、全身麻酔の方法もいろいろとあるらしいですが、私の場合は点滴でした。
「これから眠くなりますからね〜」
というお医者さまの言葉を聞いて、目を閉じました。
事前にネット で全身麻酔のことを調べたとき、
「（投稿者さんは）半目のまま眠っていたらしく、起きたらすごく眼が乾燥していた」
という体験談があったので、参考にさせていただいた形です。
点滴が入ると瞬間的に寝た、という体験も多かったのですが、私の場合はしばらくは意識がありました。
お医者さまや看護師さんのやり取りが１０数秒くらい？聞こえ、そこから一気に意識が混濁。
ああ、眠るんだな、と思った次の瞬間に「落ち」ました。
このあと、気管支に人工呼吸器のチューブが入れられたり（私の場合は口内の手術なので、鼻の穴経由で入ったみたいです）、尿道に管が突っ込まれたりしていたものと思われます。
次に意識が戻ったのは、完全に「術後」でした。
「○○さ〜ん（私の苗字）、終わりましたよ〜」
と、軽く身体を揺さぶられる感じで。
どんな風に返事したのか覚えていないのですが、たぶん「あー」とか「うー」とか言ったのかなと。
そこから呼吸器等を外されたのでしょうけど、これまた覚えていません。まだ朦朧としていたんですね。
ストレッチャーに乗せられて、院内の廊下をガラガラガラーと運ばれた感覚は何となく。
比較的ハッキリと醒めてきたのは病室に着いてからで、両親がお医者さまたちと会話をしているのが分かりました。
でも、自分の身体はまだ動かないし、声もほとんど出ない状態。
両親が、コスモが下校する時刻になったため「帰るね」と言ったときは、軽く手を振った・・・のかなあ。この辺りの記憶も、かなりぼんやりとしています。
自分の意識としては、「落ち」てから起こされるまで、ワープした感じですね。
ほんの一瞬でした。
いわゆる普通の「眠り」とは全然違うんですね。確かに、ある意味「怖い」です。
まあ、無事に生還できましたから、いいんですけど
さて、手術は私的には一瞬で終了しましたが、ここからが大変でした。
入院中で最もしんどかった、「地獄の時間」の始まりです・・・
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