私自身の入院話は前回で終了ですが、この先は入院中の、ちょっと面白かった話などを書いていこうかと思います。
・・・あ、他の患者さんが登場しますので、個人的にご迷惑をかけないよう、多少虚実を混ぜたり、ぼかしたりすることはご容赦ください
私が入院していたフロアは、原則的に内臓疾患ではなくて外科的な入院の患者さんばかりで、そのため携帯電話 の使用等も比較的フリーでした。
メール の使用は自由。もちろん、インターネットで何か見るのもOK。携帯そのものはマナーモードにしておく必要がありましたが、通話も同室の方々の了解を得られれば大丈夫でした。
私の場合は、入院したのが２人部屋で、相方？の患者さんは８日間のうちに３名の方が入れ替わり立ち替わりだったのですが、いずれも母くらいの年齢の女性でした。
で、どの方も気さくで、ご自分も音声通話をしておられたし、私が「かけてもいいですか？」と尋ねても、
「どうぞ、どうぞ〜」
という感じだったので、そういった意味では非常に過ごし易かったです。
また、私も通話は長くなり過ぎ無いよう心掛けていましたが、同室の方々も極端な長電話をするタイプではなく、本当に「ルームメイト」には恵まれたと思っています。
・・・そう、あくまで「同室の方」は
隣の部屋だったか、それとも更にもう１室先か、はたまた通路を挟んで向こうだったのかは、よく分からないのですが。
ひっきりなしに電話で長話をしている男性がいました。
声の感じだと、お年の頃はうちの父くらい？ 結局お顔は一度も見ていないので、確かではないのですが、何らかのお怪我で入院されているようでした。
で、これも推測ですけど、私とほぼ同時期に入院されたみたいで、最初の１〜２日は、とにかく電話をかけまくり。
見舞いに来た母に言わせると廊下にまで声が聞こえていたらしく、
「あれはすごいわ」
と感心していました（母は元看護師なので、いろいろな患者さんを見ているはずなのですが）。
で、３日目あたり（要するに私の手術翌日）から、電話をする先が無くなった？のか、一旦静かになり。
ちょうど一番しんどい時期だったので、静かで助かるなあ・・・と思っていたら。
ナースコールの嵐が始まりました((( ；ﾟДﾟ)))
ピンポーン・・・
ピンポーン・・・
まあ、それなりのご用はあってのことなんでしょうけど。
あまりに頻繁なので、ヒマつぶしに数えてみたら、１時間に５回くらい鳴っていたことも。
お呼び出しの内容は、敢えてここに書くのは控えますが、かなりどうでもいいことが殆どでした。
看護師さんは皆いい方ばかりだったので、基本的には優しく応じておられたのですが、回数が重なると出るのが遅くなったり、
「ちょっとお待ちくださいねー」
の回数が増えたり（笑）
そりゃあね、看護師さんだって人間ですもの
ちなみに私が止むを得ずお呼びしたようなときは、疾風の速さで駆けつけてくださいましたよ、看護師さん
最初のころの電話三昧も含めて、たぶんこの「ナースコールおじさん」（途中からそう心の中でお呼びしていました）、寂しいんだろうなあ、と・・・
入院当初は、おそらくハイになっているのもあって、知り合いや身内に連絡しまくって、その先が無くなると相手が看護師さんになり・・・
他の患者さんと会話している声は聞こえなかったので、個室に入院しておられたという可能性もあります。きっと、お喋り好きの寂しがり屋さんだったのでしょうね。
看護師さんたちにとっては、ご迷惑な話ですが・・・
ナースコールおじさんは、私が退院する少し前に（たぶん）退院して行かれました。パタッとお声が聞こえなくなったので。
今ごろはご家族に囲まれて、元気にしておられると良いなと思います
以下、「続きを読む」の先で、私が最も噴いたナースコールおじさんの「お呼び出し」を１つだけご紹介します。
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