昨日の続きになりますが、今日国語のテストが返ってきたコスモ。
成績が良かったので、上機嫌です。
そもそも帰るコールの声からして明るかったので、たぶん良かったんだろうなーと思ったら案の定です。
本当に、分かり易いと言うか、何と言うか・・・
コスモと言う自閉っ子を育てていて、何が困ったかと言えば、本人のこういった「こだわり」やストレス耐性の弱さについて、
「親がそう育てたから」
と見做す人の多かったことです。
相手としては、主に学校の先生（のうちの理解の無い方）ですね。
昨日書いたテストの点数のこともそうですが、例えばコスモは「食事の前には絶対に手を洗う」というこだわりがあります。
それも、
「親が厳しく躾けているからだろう」
と小学４年生のときの先生に言われました。
いえ・・・躾けていません
そりゃあ、自然な流れで、
「ご飯だから手を洗おうね〜」
くらいは言いますけど。でも、洗わないからと厳しく叱ったことは一度も無いです。
たぶんこれはコスモの「こだわり」のうちで、マイルールに基づくものかと。
その旨説明したのですが、先生には全然納得していただけませんでした。
かと言って、「手を洗わなくてもいい」と「躾ける」わけにもいきませんしねえ・・・
明らかに原因が私ではない「こだわり」もありました。
「焦げたものを食べると癌になる」
というものです。
これが本当なのかどうかは私には分かりませんし、それについて議論する場ではないと思うのでやめておきますが、調理実習のときに同じ班の女の子 に言われたそうです。
それからしばらく、コスモは焦げたお料理を一切受け付けなくなりました。本人が食べる分でなくても、食卓に上っただけで、
「それ、食べたらあかん！ 癌になる！」
と。
幸い、このこだわりは一過性のものだったので、今ではちょっと焦げ目のついた焼き鳥等も美味しくいただくようになりましたが・・・
とにかくこれは、私の「躾け」のせいでないことは明らかですよね？
人の話を聞いてない（伝わらない）ことについても、
「お母さんが厳しい反動で、大人に反抗している」
と言われたことがありますし・・・（自閉症の三本柱の１つ、コミュニケーション障害によるものです）
気がついたら私は随分と「鬼母」と言うことになっていました（苦笑）
自閉症であることで、一番苦しいのはコスモ自身だと言うことを私も重々承知していますが、やはりこういった誤解を受けるのは悲しく、辛かったです。
今となっては高校の先生方にご理解をいただき、またコスモ自身の症状も感覚過敏以外は改善されているので、「親の躾けが・・・」と言われることは皆無になりました。
嬉しいことです。
ただ、今度はその反動（？）で、
「入学前にいろいろお聞きしてましたが、コスモ君、特に問題は無いですよ〜」
と言われることが多くなっています。
それってつまり、勘ぐってしまえば、
「お母さん、大袈裟なんじゃないですか？」
という意味に取れないこともないこともないこともないこともない（要するに取れる）みたいな・・・
どのみち「誤解」は付いてまわるのかなあ、と思ったり。
いえいえ、「問題が無い」と言われるのは喜ぶべきことですよね。
前向きパワーで、頑張ります！！
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