昨日に引き続き、「感覚」の話になりますが・・・
コスモがこの夏、出来るようになったことが１つあります。
それは、
「喉が渇いたら、水分を摂る」
と言うことです。
じゃあ今まではどうしていたかと言うと、
「一定の時間が経ったら、水分を摂る」
でした。
何故こうなったかと言うと長くなるのですが、しばしお付き合いください。
赤ちゃん の頃って、「何時間おきに授乳」とかありますよね？
もちろん、お風呂上がりとか汗をかいたときなどは別途水分を補給しますが。
コスモは、ミルクが大好きな赤ちゃんだったので、きっちり決まった時間おきに決まった分量を飲んでいました。
その習慣が、大きくなってからも何となく続いておりまして。
当時は知らなかったとは言え、自閉っ子のコスモにとっては心地良い習慣でもあったのでしょう。
朝起きて、幼稚園や学校に行く前に１杯、帰ってきたら１杯、お風呂上がりに１杯・・・と言った感じで。飲むのはお茶か、スポーツドリンクです。あ、食事のときの水分はもちろん別ですよ。
学校 などに行っている間は、自分で配分を考えて、
「何時間目の休み時間にこれだけ、お昼休みにこれだけ、下校時にこれだけ・・・」
といった感じで、やはり「飲むタイミング」を決めているそうです。
こういった習慣自体は悪いことではないと思うのですが、あくまで「時間が経ったから飲む」であって、「喉が渇いたから飲む」ではなかったようです。
それが判明したのが、実は今年の夏。
あると〜っても暑い日に、コスモ本人が、
「なんか、口の中がネバネバしてきた・・・」
と。
私が、それはいけない、早く何か飲みなさいと言うと、
「なるほど！ これが喉が渇いたと言うことか！！」
と・・・
どうやら、この年齢（１５歳）までコスモは、「喉が渇く」という感覚がイマイチ分かっていなかったようなのです
それはたぶん、定期的に水分を摂取していたからでもあり、またコスモの感覚の「鈍い」部分でもあるのでしょう。
自閉っ子だからと言って、全ての感覚が「過敏」なわけではありません。
全くの逆に、「鈍感」な部分もあります。要はどっちにしても、極端なわけです。例えばコスモの場合だと、暑さ寒さには鈍感です。
ともあれ、これからは親と離れて行動することも多くなる年齢ですから、今のうちに「喉が渇いた」を覚えてくれて良かったです
「覚えて」からは毎日、
「あ〜、喉が渇いた」
と言って時間に関係なく水分を摂るようになりました。
そういった面では、やっと赤ちゃんから卒業できたとも言えるでしょうかね
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