２００６年も今日で終わり。今年は、コスモにとって、そして私たち家族にとって、アスペルガー元年とでも言うべき年でした。
コスモが他のお子さんと違うところがある、と気付いたのは、コスモが幼稚園のころでした。でも、発達障害に対する全くの無知から、個人差あるいは個性と思って見過ごし続け、その一方で悩み続けた数年間。コスモが４年生になったこの年に、ようやくのことで踏ん切りがつき、診断も確定して、コスモにとって本来必要だった支援や理解も得ることができました。
ここに辿り着くまで迷った数年は、いわば紀元前のようなものでしょうか。親である私の決断が遅れたことは、コスモには本当に申し訳なかったと思っていますが、これから始まる新しい「時代」に、親として、家族としてできるだけのことをしてやりたいと思います。いつかコスモが自分の道を見つけて、その道を歩いてゆくときのために。
また、今年は「国際アスペルガー年」でもあり、世界的にもアスペルガーの年でした。テレビでは発達障害が多く取り上げられ、「僕の歩く道」のような自閉症を扱ったドラマも放送され、少なくとも以前よりは理解が広がったのではないかと思います。これからもますます、発達障害に対する「心のバリアフリー」が広がってゆくことを願わずにはいられません。
８月から始めたこのブログにお越しくださいました皆様、そしてホームページの方を見てくださいました皆様、どうもありがとうございました。
私にとっては、たくさんの方に出会えた素晴らしい一年でもありました。
来年ももちろん、続けていきたいと思っております。引き続きお付き合いいただければ幸いです。
どうぞ皆さん、良いお年を。
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