夕方、コスモの担任の先生から電話がかかってきました。
夏休み中にコスモが工作で作ったクジラが、展示中に少し壊れてしまって、パニックを起こしたということでした。
「ご本人からお聞きになってるかも知れませんが…」
いえ、先生、すみません^^;。コスモは、「自分から言う」ことは滅多にないヤツなんです。よっぽど衝撃的なことならともかく、ハイ。
ともかく、先生が修理しようとしてくださったそうなんですが、うまくいかないので、明日、本人に持って帰らせて、家で修理してくださいとのこと。電話の前で、「すみません、すみません」とペコペコ頭を下げながら、電話を切った私でした。
「明日、持って帰っておいでね。ママがちゃんと直してあげるから」
壊れたときのことを思い出したのか、半べそをかいているコスモ。
これが、アスペルガーと知らなかったら、私はコスモに「工作が壊れたくらいで泣くな」と怒るでしょうし、先生もある程度コスモを放っておくでしょう。
そうしたら、本人はもっと辛い思いをすることでしょうね。
この子がアスペルガーだということが分かって、本当に良かった。そう思ったできごとでした。
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