イカはイカん-心の星日記

イカはイカん

エナメル上皮腫の手術をしてから、ふと振り返るとかれこれ１０ヶ月。
もう随分経ったような気がするので、まだ１年経ってないんだなあと、むしろ不思議な気持ちがします。
相変わらず、３ヶ月に１度の通院

で、その度にレントゲンとかを撮ってますけど、今のところ再発の兆候は無しです。
まあ、仮に再発したとしても、お医者さま曰く、
「その時はなるべく早く、できた部分だけ削っちゃいましょう」
と仰っているので、前みたいな大仰な入院＆手術にはならないと思うんですけど。

で、日常生活において、後遺症と言うか支障があるのは、２点くらい。
入れ歯を付けなければならないことと、噛む力がどうしても弱くなっていることです。
入れ歯は、手術のときに除去した下前歯５本分＋顎の骨の一部。厳密に言うと、「顎義歯」と呼ばれるものです。要するに、足りない葉だけでなく、顎の骨も補助してくれています。
まあ、家に居て、家族と喋るくらいなら外していても支障はありませんし、実際、寝るときは外すのですが・・・
入れ歯ですから、当然付け外しできるようになっていて、つまり固定ではないので、意図せずして外れそうになることもあるわけで・・・
特に、食事のときは口をいっぱい動かすせいか、外れ易くなります。あと、いっぱい喋ったとき。
どのみち、食後は一度外して洗浄＆うがいをしないといけないので、まあむしろ、外れかけているくらいがちょうどいいんですけど。
喋っているときは、困りますね。面と向かって直すわけにもいかないし

ただ、家族以外の相手に面と向かって長時間喋るという機会があまりないので、実際に困ったことはほとんどありません。職場ではどちらかと言うと「聞き役」ですし、絵本読み聞かせは、子供たち（障害のある子たちです）に合わせて、長くなり過ぎないようにしていますし。
まあ、やっぱり・・・外出のたびに、付け外し必須なのが面倒、ですかねえ・・・

噛む力の方は、入れ歯があっても、「本物の歯」が減れば減るほど弱くなるそうですから、致し方ありません。
取りあえずどんなものでも「食べる」ことは可能ですが、例えばナッツ類など、堅いものはすぐに顎が疲れてしまうので、自分で買って食べたりはしません。職場でたまたま、ピーナッツチョコをいただいたら、付き合いで食べる程度。
そして、たまたま昨日、ご近所の方に「イカの姿焼」をいただきまして。
あ、これはダメだな、と思いました。
すごく美味しそう＆実際、いいお味だったのですけど。
取りあえず、自分の分は噛み切らなくても口に入るサイズに切って、何切れか頂戴しましたが・・・

結論。
イカはイカん。

反動でプリンが恋しくなったので、今日買って来て食べました（笑）。

エナメル上皮腫になって、「良かった」とは決して思っていないんですけど、１０kg痩せて２０代の体型に戻ったことを思えば、イカやナッツが食べにくいことくらいは、チャラで良いでしょうかね

2015-08-22 15:41 | 記事へ | コメント(0) |
| エナメル上皮腫 |