フリーダムウォーズについて、買ってないけど、言いたいこと-心の星日記

フリーダムウォーズについて、買ってないけど、言いたいこと

このブログは、発達障害がメインテーマであるにも関わらず、ゲームの話題が多かったりするのですが、それはひとえに私がゲーマーだからです。
はっきり言って、「ぬるゲーマー」です。徹夜なんてしませんし（年齢的に無理）、やり込みも自分がやりたい範囲しかやりません。社会人だから、そして母子家庭の親だから、自分のことにばかり時間は割いていられないというのもあります。
でも、「ゲーマー」のつもりです。ゲーム歴だけは長いので。かれこれ３０年です。時期によって、よく遊んでいた時期とそうでない時期がありますが、ゲームそのものが途切れたことはありませんので。
つまり私は、ゲームが大好きなんです。

この夏（厳密には先月ですが）発売したゲームソフトの１つに、「フリーダムウォーズ」があります。
かなり前からゲーム誌では華々しく宣伝され、多くのゲーマーたちが期待していたのではないかと思います。かく言う私も、その１人でした。
世界観としては、いわゆる「ディストピア」です（ユートピアの逆）。資源が枯渇した、恐らく未来と思われる世界で、逞しく生きる若者たちの物語。雰囲気としては、GE2に似ているようです。
コスモが受験生でなければ、予約して買っていたと思います。
ただ、実際は発売日が期末テスト

の直前だったこともあり、さすがに発売と同時に・・・は無理だよね、と。ネット上の評判等も見て、夏休み用に買えればいいかな、くらいに考えていました。

ところが・・・
その「評判」が今ひとつでした。かいつまんで申しますと、雑魚が強過ぎるなど、ゲームバランスがおかしいと言うものでした（詳しくはこちら）。
そのため、購入は開発側の調整が入るまで見送ることに。今は、発売後のゲームでもネットを通して修正ブログラムを入れることが可能ですから、便利ですよね

で、アップデートの情報を知るために、公式サイト（開発者のブログ）をちょこちょこ覗いていたのですが・・・

信じられない記事を見ました。表題は、『「理不尽」と「難しさ」の違い』。
フリーダムウォーズのゲームデザイナー、保井俊之氏が書いたものです。ユーザーから「難易度が理不尽」というご意見を多く寄せられているにあたって、そもそも「理不尽」と「難しい」の違いについて考えてみよう、という主旨でした。
氏によれば、

努力して何とかなるもの＝難しい
努力してもどうにもならないもの＝理不尽

なのだそうです。
そして、氏独自の基準で、ユーザーの不満点を「理不尽」ジャンルと「難しい」ジャンルに分け、「理不尽」は開発側で修正を考えるけど、「難しい」はユーザーが「努力」して、「楽しんで」欲しいというものでした。

うーん。
何かが違う。そんな気がするんですよね。

この保井氏の発言については、既に各所で語られているようで、「フリーダムウォーズ」そのものを買っていない立場としては、ゲーム内容のどこまでが「理不尽」なのか等の考察は控えたいと思います。

ただ、私の言いたいことは、

努力してできる、できないは個人差が大きい

と言うことです。

例えが少し重くなりますが、発達障害者のコスモは、ごく普通の生活を送るにあたって、様々なことの難易度が通常の人よりも高くなります。
そして最終的には、「できる、できない」の境界線が障害の無い人とは異なってきます。普通なら「努力すれば」できることが、できなかったりするのです。

同じとは言いませんが、似たようなことがゲームにも言えるのではないでしょうか。

個々のスキルと言うものがあります。その中には加齢とか、動体視力とか、（手先の）反射神経とか、本人の努力ではどうにもならない、そして個人差の大きいものが含まれます。要するに私みたいな「おばちゃんゲーマー」は個人的なスキルとしては底辺の方でしょう。ゲーム会社の方に、
「俺たちの基準はこうだから、あとは努力で何とかしてね」
と言われても、困ります。

もしかしたら、保井氏の言う「難しい」は、本当に努力すれば何とかなる範囲なのかも知れません。でも私には、ユーザーに対する責任転嫁と取れました。ある意味、言葉のトリックです。
「俺が理不尽と認めない部分についての苦情は、単なる努力不足だから聞く耳持たない」
と言うことですよね。
そして、努力してもダメな場合は、下手ゲーマー認定と。

まあ、私は実際下手くそですが、少なくとも私よりはアクションがずっと上手いコスモが、この保井氏の記事を読んで「怒りを覚えた」と言っています。ユーザーの期待に添う添わない以前に、喧嘩を売っていると見做してよろしいかと。

そんなわけで、この先アップデート等が行なわれても、「買わない」と決めました。
げんに行なわれたようですが、ユーザーの声（願い）に応えたとは言えない内容みたいですし（相変わらずレビューは☆１つの嵐）。
３０年間、様々なゲームを見てきましたけど、売る側が買う側に喧嘩を売ったなんて初耳です（売るのは喧嘩じゃなくて、ゲームのはずなんですが）。
期待していただけに、本当に残念です

・・・とまあ、随分と長くなりまして、すみません

このブログで、「フリーダムウォーズ」について語るのはこれで最後にします。
それとは別に、コスモも私も夏休み向けにステキなソフトを手に入れましたので、またボチボチとご紹介しますね

2014-07-20 15:24 | 記事へ | コメント(2) |
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