心地良いもの-心の星日記

心地良いもの

今のところ高校生活は何の問題もなし、お医者さまからは「高校を卒業したらもう病院

には通わなくて良い」と言われるなど、順調な自閉症ライフ（？）を送っているコスモ。
ただいま、高校２年生です。
放課後や休日にお友達と出掛けることなど全くなく、
「家に帰ったら自分の時間」
と言い切ってメール

もせず、もちろん今流行りのラインなんて「何のこと？」と言った風で。
ですから完全に「普通の高校生」とは言い難いのですが、取りあえず周囲に迷惑を掛けず、本人も満足しているのですから、これでいいのかな・・・という日々です。

そんな感じでマイペースに毎日を過ごしているコスモですが、やはり生きるに当たってのストレスは多々感じているようで。
コミュニケーションの問題が取りあえず表面化しなくなった自閉っ子にとって、やはり最大の困りどころは「感覚過敏」。
コスモは音、痛み、光などに過敏で、特に煩い音が苦手です。
学校

などの集団生活は、どうしても家にいるよりは「やかましく」なりますから、夕方学校から帰ると、１日分のストレスはキッチリ（？）溜まっているようです。
コスモにとってのストレス解消法は、ゲームや音楽などもありますが、おそらく大きなウェイトを占めていると思われるのが「心地良いものを触ること」。
ぬいぐるみやクッションなどふわふわしたものも好きですし、柔らかめのゴムボールみたいなクニュクニュ握れるものも大好き。
よくあるものだと、プチプチとか。
あと、家族は皆知っていますが他所様からすれば意外かも知れないのが「お米」です。

水に浸けてとぐ前の、さらさらしたお米を触るのが、とても好きなんです

特に夜寝る前、明日の朝のご飯をタイマーセットする前に、必ずと言っても良いくらい「触らせて」とやって来ます。
お米を触るときは、敢えて手元は見ずに（目を瞑っているときもあります）指先だけを突っ込んで、優しく撫でるようにサラサラと。
そんなに長い時間ではありません。ものの１分ほど、「触り心地」を堪能したら、満足げに寝床に向かいます。
サラサラのお米は確かに気持ちいいと思うのですが、自閉っ子のコスモの中では、どんな風にその感触が伝わっているのでしょうね

あと、家

にあるものではありませんが、コスモが触りたがるのが、レジでお勘定のときにお釣りを出されるトレイ。
いろいろな種類がありますけど、ゴム？プラスチック？の凸凹が付いたタイプのがありますよね。ああいうのです。
お釣りを受け取るついでに、さりげなく触って喜んでいます。
その種のトレイは文房具店とかで売っていないこともないので、家でも触れるように買ってあげようか？と言ったこともあるのですが、
「ええねん。たまに店で触れるところがいいねん」
だそうで・・・

自閉っ子にとっての「心地良いもの」、親の私から見ても面白く、ちょっと奥深いかも、です

2013-10-02 14:14 | 記事へ | コメント(0) |
| 広汎性発達障害（アスペルガー症候群） |