寝かしつけ-心の星日記

寝かしつけ

昨日の記事に、コスモが今回は冬休みが終わるのをあまり嫌がってないように見える、と書きましたが・・・

前言撤回です

昨晩、寝る間際になって、
「ああ～～。明日から学校か～～

」
と、一気に憂鬱な表情に。
どうやらガマンしていたみたいです。決してこちらから「ガマンしろ」と言ったわけではないのですが。あるいは、本人なりに「ガマンできるかも」と思って、抑えていたのかも。
まあ、すぐに連休があるやん、近い先に楽しみも待ってるやん（これについてはまた後日）と慰めたのですが、
「うーん・・・

」
と言うばかりで、効果は今ひとつ。
時々書いていますが、幾ら先生方によくしていただいても、お友達に仲良くしてもらっても、聴覚や嗅覚などの感覚過敏があるコスモにとっては集団生活は苦痛でしかないので、仕方ないと言えば仕方ないのですが・・・
（本人は、先生やお友達にはちゃんと感謝しています。「この高校を選んで良かった」とも言っています。ただ、「学校」という場所が感覚的にダメ・・・なのです）

兎にも角にも、翌日から学校なので冬休み中よりは早めに布団に入らせ、私も横の布団で休みました。
そして、日付が変わったころ・・・

「今、何時？」
とコスモが尋ねるので、枕もとの時計を見たら、午前２時台。
「まだ２時○分やよ」
と言うと、
「そうか」
と言って、また寝息を立て始めたコスモ。
たまたま目が覚めたのだろうと思って私も再び眠りについたのですが、約１時間後。
「何時かな？」
と、コスモの声が。
枕もとの時計は、午前４時前。
「まだ４時にもなってないよ」
と答えると、
「そっかあ。何べんも起こしてゴメン」
と。
もしかして寝付けないのか？と思い、小さい頃と同じように背中をトントンと軽く叩いてやりました。
すると案の定、うつ伏せになって枕の下に手を入れ始めたコスモ。これは、コスモが小さい頃から寝付けないときによくやる動作なんです。

いやー、寝かしつけなんて、何年ぶり・・・

可愛いなあと思う気持ち４割、いやそれどころじゃないぞと言う気持ちが６割くらい。
寝不足で始業式から居眠りなんてことになったら、ちょっと・・・
しばらくトントンを続けて、寝息を立てたのを確認してから、私も三度寝。
そして更に・・・
「今、何時？」
三度目に聞かれたのは、確か５時１８分でした。起床時刻が６時なので、あとはウトウト、眠るでもなく起きるでもなく、布団の中で粘りました（笑）

幸い、学校には素直に行きましたし、帰宅したらいつものコスモに戻ってましたけどね。
これまたいつものパターンです。一度登校してしまえば、あとは何とかなります

改めて思ったのですが、コスモの「困りどころ」は集団生活そのものと言うより、いかに感覚的な苦痛を回避するか、又は和らげるかという方向にスライドしているような気がします。
小学校の頃に顕著だった先生方の誤解や、同級生のいじめと言った「周囲」の問題が高校生になってほぼ無くなった分、それが目立ってきたのでしょう。
一朝一夕に片付く話ではなく、どちらかと言うと一生ものだと思いますが、お医者さまやカウンセラーの先生のご意見も伺いながらより良い方法を本人と一緒に考えていきたいものです。

それにしたって、高校生の息子を寝かしつける羽目になるとは。
少々戸惑いましたけど、正直な話、コスモの幼い頃に戻ったみたいで嬉しかったです

2013-01-08 14:36 | 記事へ | コメント(4) |
| 広汎性発達障害（アスペルガー症候群） |