友人-心の星日記

友人

昨日書いた、進路説明会での講話についての、ちょっとした続きの話になります。
講話の中で、親はいかに子供と接するべきか、というお話がありました。
その中で、特に母親→息子の場合は、
「息子さん以外に、楽しみや生き甲斐を持って下さい。息子さんが独立した途端、真っ白に燃え尽きて『明日から何をしたらいいか分からない』というお母さんが多いんです」
という下りがあり、私も含めて、ドッと笑いが起こっていました

でも、実際は笑いごとじゃないのでしょうね。その場にいらした他のお母さん方も、「思い当たる」からこそ笑ったのだと思います。
かく言う私も、我が身に置き替えて、そうならない可能性があるか？と聞かれれば、絶対に無いという自信はありません。

そんな話を、ふとコスモに振ってみました。
すると、コスモは極めてあっけらかんとした調子で、
「母上は大丈夫やろ」
と。
（コスモは私のことを家では「母上」と呼びます。）

「母上は、僕のこと以外にもいっぱい楽しみや生き甲斐を持ってるやろ？　それに、僕らは仲良しやけど、どっちかと言うと友人みたいな感じやし。大人になっても、楽しくやっていけるやろうけど、お互いベタベタしてるのとは違うよなあ」
確かに。
コスモと私は仲は良いですが、「ベタベタ」ではありません。
どちらかと言うとベタベタしたがっているのは母（おばあちゃん）でしょうか。
今でもコスモに「可愛い、可愛い」を連発して、コスモ本人に露骨に嫌がられています。
私は、そういう姿を見ていることもあり、（そりゃあ息子ですから可愛いですけど）そういう接し方はしないように気をつけています。
かと言って、威圧的な親になれるような柄でもないですし。
コスモ自身が成長してきたこともあり、話がある程度対等にできるようになった結果が、コスモの言う「友人」ですね。
たまたま趣味も合いますし、話を始めればお互いに尽きるところを知りません。
もちろん、コスモはまだ未成年ですから、親として締めるべきところは締めますが。
本人が大人になればなるほど、私たちの関係は限りなく「友人」に近くなっていくのでしょう。

当然、私にはコスモ以外にも友人がいますが、しばらく離れていても、音信不通でも、会ってしまえば昔と同じように語り合えるのが「友人」なんですよね。
コスモと私も、将来的にそういう関係でありたいと思います。
互いがいないと生きていけないのではなく、でも会えば楽しく過ごせる相手。
歳の離れた「親友」になれれば、最高ですね

それに、コスモの言う通り、私にはコスモ以外の生き甲斐もあります。
書き出したら長いので、この場ではやめておきますが。
そのことをきちんと指摘してくれた「友人」コスモに、感謝です。
まだ少々先になるでしょうが、「大丈夫」と保証してくれた？コスモの期待に応えられるような、充実した子育て後の人生を送れたらいいなと思います

2012-10-22 17:25 | 記事へ | コメント(2) |
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