テンション-心の星日記

テンション

コスモと言う子は、自分で自分の気持ちを説明するのは苦手なんですけど、少なくとも親から見れば「分かり易い」です。
元気があるかないかが、すぐに顔に出ますので。
あ、この場合は体調云々ではなくて、精神的に、です。
顔だけでなく、声にも出ます。特によく分かるのは電話を通してです。
中学以来、帰宅のときには学校内の公衆電話から帰るコール

をするのが癖になっていますが、そのときの喋り方で、楽しい１日だったかどうかは見当がつきます。
例えば、試験の答案が返却される時期だと、その日に返された分の出来が良かったかどうか、などですね

で、昨日の話です。
帰るコールが掛かったので、出てみると、
「コスモです・・・

」

あれ？　テンション低い？(^_^;)

でも、その場で聞くのは周りの目もあるし、バス

の時刻のこともあるので、取りあえず合流してから理由を尋ねることにしました。
時間割からすると、期末テストの答案が返ってくるのはコスモの得意科目ばかりでしたし・・・もしかして、得意なはずの科目の点数が悪くて、がっかりしているのかなあと思ったり。
とにかく、例によってバス停近くの駐車場でコスモを待ちました。程無くして私の車に向かって歩いてきたコスモ。

歩く姿も、やはり元気無し。

これはマズイかも、と本人が車にのって、一息ついたところで、おそるおそる尋ねてみました。
「何か、テンション低いけど？　何かあったの？」
と。
コスモは逆に驚いた感じで、
「え？　何も無かったで？　何で？」

・・・あれれ？

「テストの点が悪かったとか、そういうことはないの？」
と私。
「いや。いつも通り。普通に良かった」
ここまで語ってから、コスモは「ああ～！」と思い出したように叫びました。

「今日、出会い系サイトの話を聞いたからや！！」

運転しながら、思わず噴き出しました。

コスモの高校では、パソコン

の授業があり、具体的なパソコンの使い方以外に、ネット上での常識とか、注意点なども学んでいるようです。
それがこの日はたまたま・・・「出会い系サイト」だったんですね

「いや～、出会い系サイトって怖いな～。もう聞いてたら、むっちゃ怖くて。何かナーバスになってしもて。それを今まで、ずっと引きずってたんやな～」

パソコンの授業は１時間目です。
私と合流したのが夕方の４時頃。
引きずり過ぎ^^;

まあ、テンション低めだった理由が分かったのは良いことで。
「じゃあ、カーステで音楽聴いて、テンション上げよっか

」
「おー！！」
そんな感じで、いつものコスモに戻りました

ちなみに出会い系サイトの何を聞いたかは「あまり話したくない」そうです。
コスモにとっては、そんじょそこらの怪談

より怖かったのかも知れません。
変に興味を持つよりは、怖がってくれた方がずっといいんですけどね

2012-07-13 13:47 | 記事へ | コメント(2) |
| 広汎性発達障害（アスペルガー症候群） |