車のナンバーから-心の星日記

車のナンバーから

先日の話です。
元・夫の車と、同じナンバーの車を見かけました。
車種も違うし、乗っていたのは全く別の男性でしたし、第一離婚してもう十数年経っているので、当時の車に元・夫がまだ乗っているなんてことは考えにくいことです。
でも、それがきっかけで、普段はほとんど考えることもない元・夫のことに考えを巡らすことになりました。

と言っても、結婚していたころのことをあれこれ思い出したわけではありません。
どちらかと言うと、今もし、偶然に元・夫に遭うことがあったら、私はどうするだろうなあと。
もちろん、向こうの反応にもよりますけどね。無視されるかも知れないし、罵倒されるかも知れないし、普通に挨拶されるだけかも知れません。
まあ仮に、「久しぶり」とか言って普通に挨拶してきたとして。
別にこちらも、いきなり殴り倒すとか罵るとか（笑）、そういった過激な行動に出るつもりはありませんから、やはり「久しぶりやね」と普通に対応することになるでしょう。
ただここで、
「コスモは元気でいい子に育っているよ

」
と、にこやかに話せるかと言うと・・・

・・・・・・・・・・無理だな

実際、コスモは元気に育っていますし、親の欲目でいい子だと思いますし（欲目度５００％）、コスモがいない人生なんて考えられません。
離婚するにあたって、親権を私に渡してくれたという点だけは、本当に元・夫には感謝しています。
だからと言って、その感謝の気持ちを素直に述べられるかと言えば・・・

無理。

向こうが「知らずにいること」が多過ぎますからね。
元・夫は、離婚して以来、コスモに会っていません。
連絡もありません。
別れてしばらくは、事務的なことで連絡を取り合う必要もあったので電話

のやり取り程度はあったのですが、ある日突然、
「以後、電話はしないでくれ。どうしても連絡したいときは、ファックスで」
と言われ、一度だけこちらからコスモの近況を伝えるファックスを送ったものの、それに対する返事はないまま・・・今に至ります。
もしかしたら、新しい家庭を持ったのかも知れませんが、それは私の関知するところではありません。
とにかく、そんなわけで元・夫はコスモがどういう風に育ったのか、全く知りません。
この十数年の悲喜こもごも、そして高校生になってようやく辿り着いたかも知れない平穏な日々・・・
知らな過ぎるんです。
知る手段を、あちらから拒否してしまったので（手紙も拒否されました）。
逆に言うと、もし知ったら、どんな反応をするかな・・・という一種の興味はあるんですが。
でも、あちらは世間体を気にする一家だったので、「自閉症」なんて聞いたらとんでもない（勘違い的な）ことを言い出しそうなので、やはり黙っておくのが吉のような気もします。

ちなみに、少し前にコスモに「お父さんに会いたいか」と何となく尋ねたことがあるのですが。
「別に。今の僕には関係のない人やから」
という乾いた返事が返って来ました。
そう。「関係のない人」と思うのが一番なのでしょうね。
関係ないのなら、知らないのも当然です。そう考えると、スッキリします。
「当然」だと受け止めてスッキリしつつ、コスモを私に託してくれた感謝の気持ちだけは忘れずに、これからもあの人とは別の道を歩いて行こうと思います。

P.S.今回の記事について、「連絡を取ろうと思えば取れるのでは」「コスモを父親に会わせるべきだ」といったご意見はご容赦願います。
ここに書いていることが全てではありません。別れるにあたって、本当にいろいろとありましたので・・・

2012-06-21 17:08 | 記事へ | コメント(3) |
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