留守番電話-心の星日記

留守番電話

今日の午前中、買い物に出ていたときに、携帯電話が鳴りました

着信は「公衆電話」から。コスモからです。
「どうしたの？」
と尋ねると、
「あのな、今日はちょっと帰りが遅くなるから」
とのこと。
毎週金曜日はパソコン教室に行く日で、私が学校

の近くまで迎えに行くので連絡してきてくれたのでした。
「遅くなる理由は、（家の）留守番電話に吹き込んであるから。僕のうざい語りが入っているけど、あとで聞いといて」
休み時間中に掛けてきて、もう時間がなかったのか、携帯での話はそこで終わり。
（あ、ちなみに「うざい語り」は本人が実際に言った言葉です。）
帰宅してから、改めて留守録を聞いてみたところ、

「あ、コスモです。今日はなんか放課後に教育実習の先生の離任式があるとかで、いつもの４５分授業のときより遅くなります。だいたい３０分くらい掛かるって言ってますので、帰りは３時１５分足す３０分で、えーと・・・３時４５分か５０分くらい。よろしくお願いします。じゃあ」
（以上、原文ならぬ原音声のまま。ちなみに４５分授業なのは、学校行事の関係です）

大丈夫、うざくない、うざくない（笑）
途中で時間の足し算をしてしまうあたりとか、留守録に慣れていない感はありますが、ちゃんと用件は伝わりますよね。
コスモは学校で、担任の先生にテレホンカードを預けていて、用事があるときは学校の公衆電話で連絡してくるのですが、最初のころは名乗りもせず、こっちが家族のうちの誰かも確かめず（大抵私ですが）、言いたいことだけ言ってガチャッ、でした。
そこで取りあえず名乗らないといけないこと、相手を確かめることを教え、ちゃんと相手が用件について了解したことを確認してから切ることを教え・・・といった感じで順次身に付けさせていったわけですが。
その途中で、留守録についても教えました。今回、それが生きた形になって、何だかとっても嬉しいです

知的障害と言語障害のない自閉症である、アスペルガー症候群のコスモ。
でも実際は、話し言葉は同年代のお子さんよりたどたどしく、危なっかしいものではあります。
そのコスモが、留守録を使うというハードルを１つ越えたことは、親としてとても喜ばしいことです。
録音はまだ消さずにおいてあります。
本人が帰ってきたら、
「うざくないよ」
と言って聞かせてやろうと思います

あ、それから・・・
体調は、随分良くなりました。
今日念のため病院に行って、薬をいただいてきました。
昼食後に飲んだらグッと気分が良くなったような気がします（笑）
皆様ご心配いただきまして、どうもありがとうございました

2011-06-10 15:08 | 記事へ | コメント(6) |
| 広汎性発達障害（アスペルガー症候群） |