１つの卒業-心の星日記

１つの卒業

今日、コスモはあることを「卒業」しました。
それは、カードゲーム。
ただし、遊○王みたいな人間相手に対戦するものではなくて、「ムシキング」などから始まった、ゲームセンターなどで１００円を入れたらカードがもらえて遊べる種類のゲームです。
「ムシキング」は小学校のうちに卒業したコスモでしたが、その後「大怪獣バトル」というゲームでずっと遊んでいました。
こういったカードゲームは他にもいろいろありますが、「大怪獣バトル」は怪獣が大好きなコスモには打って付けで、コスモが小学５年生のときに始まって以来、休みのたびに遊んでいたと言っても過言ではありません。
それが間遠になってきたのは、中２になってから。
試験前には土日でも外出しないようになり、結果的にカードゲームをする機会も減っていきました。
その分、お小遣いを別のことに使うようになったので（コスモのお小遣いは現在１ヶ月８００円です）、それはそれで良しと思っていました。
そして、先日とある雑誌を見たら、現在のバージョンで「大怪獣バトル」は終わりというお知らせが。
コスモに知らせると、
「そうか・・・」
と、そっけないような、ちょっぴり寂しそうな。
平日に行きつけのスーパーに行って確かめてみたら、まだゲーム機は置いてあったので、
「試験が終わったら、もう１回だけ遊んでみる？」
と誘ってみました。
コスモは、最初は「どっちでもいい」とか言っていたのですが、今日実際にそのスーパーに行ったら、
「やっぱりやってみるか」
と。
「これで最後や！」
と、自分のお財布から１００円を入れ、一番お気に入りの怪獣デッキを取り出し（ガタノゾーア・ミズノエノリュウ・グランドキング）、ゲーム開始。
最後の「敵」は意外と強くて、ずっとやってきたコスモも少し苦戦しましたが、最終的には勝利。
ちなみにとどめはガタノゾーアとミズノエノリュウの合体必殺技で、
「華々しく最後を飾れた」
と、満足げでした。

帰宅して、ムシキング時代からずっと持ち歩いていたカードケースをコスモは「宝箱」に仕舞い込みました。
「これで、カードゲーム卒業やな」
と、相変わらずそっけないんだか、寂しげなのか分からない表情のコスモ。
でも、「変わらないこと」が好きな自閉っ子が、自らふんぎりをつけて「卒業」出来たのは、また１つ成長したと言えるのかも知れません。

ありがとう、怪獣さんたち。
コスモと長いこと一緒に遊んでくれてありがとう。
これからもコスモはずっと貴方たちを「宝物」にするそうだから、どうぞよろしくね。

2011-03-05 13:40 | 記事へ | コメント(4) |
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