心の星日記
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2011年02月25日(金)
今の私。
先日、絵本の読み聞かせに行かせていただいている施設で、エレクトーンを見つけました。
とある方がもう要らないからと下さったそうで、機種としてはかなり古いもの。
コスモがエレクトーンを習い始めたころには既にあったのではと思える型です。
でも、古いとは言え、まだまだ弾けます。その日はたまたま、子供たちのスタンバイが遅かったので待っている間、暇つぶしにちょっと触ってみました。
すると、施設の先生が私に、
「先生(絵本の先生という意味でこちらではこう呼ばれています)、エレクトーン弾けるんですか?」
と。
「難しい曲は無理ですけど、簡単なのなら弾けますよ」
と答えると、
「今度、ぜひ子供たちに聴かせてやってください」
と言われてしまいました。
で、今日は午後から少し時間が空いたので、「簡単な」楽譜を探すことに。
本当は在宅ワークもしなきゃならないのですが、それはさて置き(おいおい)。
本棚の奥から引っ張り出して来たのは、コスモが小学生のころに使っていた楽譜。
実は、その当時のエレクトーンと今のエレクトーンでは大きな違いが1つあります。
今は音源を記録する媒体がUSBメモリなのですが、当時はFD(フロッピーディスク)だったのです。
施設にあったエレクトーンはFD時代のもの。幸い、FDそのものはまとめて保管してあり、そのFDの音源に対応している楽譜を探したわけです。
別に音源が無くても弾けることは弾けるんですが、あった方がドラムの音などが入って盛り上がるんですよね。演奏が地味なのを誤魔化す効果もありますし(笑)
楽譜もまた、場所を決めて保管してあったのですぐに見つかりました。
ただ、自宅のエレクトーンが既にFD対応ではないため、もう使わないと思って随分と奥に押し込んであり、出すのが大変でしたが。
広げて見ると、懐かしい楽譜たち。ああ、これはコスモが何年生の発表会で弾いたなあ、とか。
そして、最初はFD対応の楽譜だけ引っ張り出すつもりだったのですが、どうせなら仕舞い込んであった楽譜を全部出してしまえと。
以前に弾いた曲が弾きたくなることもあるかも知れないし、楽譜に載っている全ての曲を弾いたわけじゃないし。
楽譜は嵩張るので、置き場所をどうしようかとちょっと迷いましたが、目を付けたのが私の部屋。
我が家の2階には、私が中学生のときにもらった個室があります。今は仕事(PC)も1階でやっているし、寝る部屋は別室なので、実質ただの物置なのですが、ある意味時間が止まっている部屋でもあります。
何故なら、私が20代のころによく読んでいた本が、未だに本棚にずらりと並んでいるから。
これを、思い切って撤去することにしました。そして、代わりに楽譜を。
もちろん、撤去した本を捨てるつもりはありませんので、これらは楽譜と入れ替わりに収納の奥へ。
20年くらい見慣れた風景ががらりと変わり、エレクトーンの楽譜がずらりと並んだのを見て、何だかとても嬉しくなりました。
あの本たちを、自分の部屋で座り込んで読みふけっていたのは、昔の私。
絵本の読み聞かせに行っていて、そこで障害のある子供たちのためにエレクトーンを弾いてくださいと言われて、楽譜を用意したのは今の私。
コスモと言う障害児が我が子だからこそ、確かに今ここに在る私。
上手く言えませんが、
「今の私、こんにちは」。
そう笑顔で挨拶したい、朗らかな気持ちになりました。
勢いで始めた楽譜探し。
勢いでやってしまったプチ模様替え(本棚の並びが変わっただけですから)。
でも私自身にとっては、何だかとても大きな区切りになったような気がするのです。
さあ始めよう、と誰かに声をかけてもらっているような。
2011-02-25 15:05 |
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コメント(8)
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エレクトーン
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コメント
2011年02月25日(金) 18:37
by ぺん
コメント削除
こんばんは〜。
物事が動くときって、偶然が重なるときがあるなって最近思います。
私も画材店と不思議な出会いがありましたし、
きっとコスモママさんも何かが背中を押してくれたんだと思いますよ。
コスモ君も一緒にひけたら素敵ですね。
ママさんとコスモ君の演奏会なんて開けたら・・・
また、妄想が広がっていきます・・・^^;
私も封印していた第2の道具を出そうと思ってます。
使い方さえも忘れていたんですが、不思議なもので
段々感覚が戻ってきました。
素敵な演奏を子供たちに聞かせてあげてくださいね。
また、そこから何かが始まりそうな気がします。
2011年02月25日(金) 20:17
by コスモママ
ぺんさん、こんばんは
そうですね、今回のきっかけは全くの偶然でした。
いつもの施設に行って、
「あれ? こんなところに何でエレクトーンが?」
で始まりましたから。
押入れからFDを出さなければならないような旧式だったのも、たまたまの話。
そして、古い楽譜を出す必要がなければ、そもそも楽譜を全部取り出そうなんて思わなかったことでしょう。
本当に何かが背中を押してくれたような気がします。
トン、と優しく、でもしっかりと。
コスモと一緒に弾くのは私の夢の1つでもあります。
家にエレクトーンが1台しかないので、自宅では難しいのですが、教室でなら練習できますしね。
高校生以上になったら発表会では大人と同じ扱いになりますので、その頃に実現してみたいです。
ぺんさんも、第2の道具の登場ですね。
どんな道具なんでしょうか。そちらのブログで紹介されているのかな。まだだとしても、いつか教えてくださいね。
絵本を読んであげているときの子供たちのキラキラした目も大好きなんですが、音楽を聞いたらどんな表情をしてくれるだろうかとワクワクします。
小さなものでもいいから、何かの始まりになってくれれば嬉しいです。
2011年02月26日(土) 01:51
by yamachan
こんばんは。
素敵な事ですね〜(*^_^*)
時が止まっていた部屋の時間も動き出し、これから、いろんな事が動いて行きそうですね。
音楽は万国共通。
きっと、全ての人たちに喜んでもらえる曲も多いと思います。
いくつか候補をあげて、その中からリクエストを募り、読み聞かせの合図のようにするのも良いかも知れませんね(^^)
そして、読み聞かせが終わった後のご挨拶にも。
もし、弾きたいと言う子が出て来たら、少しずつ教えてあげてくださいね。
以外に、プロ顔負けの素質を持っている子が居るかも知れませんよ☆
のだめみたいにね(^_-)-☆
2011年02月26日(土) 14:02
by コスモママ
yamachanさん、こんにちは
ありがとうございます。
本当に、止まっていたものが動き出したような気がします。
私が、私であること。
結婚したり離婚したりした頃に、何となく失ったもの。
それを取り戻せそうな予感がします。
あくまで予感ですが(笑)
弾いてあげる曲は、取りあえず取っつきやすいところでアンパンマンにしようかと。
施設のお子さんたちが、よくアンパンマンのDVDを見ているんですよ。知っている曲の方が入り易いでしょうからね。
そうですね、中にはすごい才能を持っている子もいるかも。
私が教えてあげられるのは初歩の初歩ですので、もしそういう子がいたら、教室に連れて行ってあげないといけませんね
2011年02月26日(土) 14:03
by イッチャんの父
コメント削除
こんにちは。
何だかジーンと来てしまいました。
昔の自分も、今の自分も、未来に繋がって行っているんですね〜。
コスモママさんの話を聞いているといつも思うのですが、確かにコスモママさんファミリーを見守って下さっている方がいるのを感じますね
。
僕も本を読むのが好きで、特に20代の頃なんて毎日読みふけって居ました。
その本が今もあります(捨てることなんてできません)。
今読んだら、あの頃感じた事と同じ事を感じるか?
少しは成長していると思えるので、また違った事を感じるかな〜
エレクトーン、頑張って下さい〜。
そう言えば昨日車に乗っている時、ラジオからこんな言葉が聞こえました、ある歌手の言葉らしいですが「上手に歌おうとは思いません、一生懸命に心を込めて歌います。」と、それを聞いて、何だかジーンときました(ジーン繋がりで・・・)。
2011年02月26日(土) 16:12
by コスモママ
イッチャんの父さん、こんにちは
どうもありがとうございます。
そうですね、何歳の私も、間違いなく今の私に繋がっているんですよね。
あのとき、あの本を読んだことも、この音楽を聴いたことも、全部今の私を作っている一部です。
良いことも悪いことも全部ひっくるめて「自分」なんだと、自分自身を認めるところから何かが始まるのかも知れませんね。
そうですね、確かに誰かが見守ってくれているのかも・・・祖母? 弟? もっと他の?
私も若い頃に読んだ本は捨てられません。
それこそ今の自分を形作る大きな要素ですからね。
今読んだら何を感じるか? 怖いような、試してみたいような・・・
今なら、当時とは違う箇所で感動したり共感したりするのかな?
それとも変わっていないのか・・・
「三国志」あたりで実験してみたいです
エレクトーン、リクエストがあったからには頑張りますよ〜
そう、上手に弾こうとは思いませんが(出来ませんが)一生懸命弾きます。
そして、子供たちに何かが伝わってくれたら御の字です。
「音楽って楽しい」。
そう言ってもらえたら、最高ですね
2011年02月27日(日) 16:53
by さんご
素敵なお話でした・・・
日々の出来事でであう「素敵」を感じるのって、感覚が
鈍っていると難しいですよね。
なんというか、センサーの感度とでも言いましょうか。
同じ体験をしても、それを自分の中で素敵に広げていける時と、
日常の一コマにすぎないまま過ごしてしまう時があるなあと。
「本棚の並びが変わった」‘だけ’のことが‘だけ’じゃない感情に
つながった感覚っていいですよね。
私も、できるだけアンテナを磨いて いろんな素敵を見落とさずに
いきたいなあと思えたお話でした。
アンパンマンのマーチ、いい歌ですよねー
プチ ダンス大会になったりして♪
2011年02月27日(日) 17:11
by コスモママ
さんごさん、こんにちは
お褒めにあずかりまして、どうもありがとうございます
そうですね、センサーを働かせておくのは大切かも知れません。
私も心がけたいと思います。
今回の「本棚の並びを変えた」ことは、自分でも意外なほど感動しました。
「いつもの通り」も悪くはないですが、やはりたまには気分一新が必要なものなのですね。
特に深い意味のない「一新」でも、何かが自分の感性を刺激するかも知れません。
実は今日、発表会が終わったので、本格的に?アンパンマンの練習に入ろうと思います。
子供たち、喜んでくれるといいな〜
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年齢:そろそろ半世紀
都道府県:大阪府
アスペルガー症候群の大学生・コスモと、その母のお気楽ゲーマーライフ。発達障害がメインテーマですが、半分くらいはゲームの話題です。
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物事が動くときって、偶然が重なるときがあるなって最近思います。
私も画材店と不思議な出会いがありましたし、
きっとコスモママさんも何かが背中を押してくれたんだと思いますよ。
コスモ君も一緒にひけたら素敵ですね。
ママさんとコスモ君の演奏会なんて開けたら・・・
また、妄想が広がっていきます・・・^^;
私も封印していた第2の道具を出そうと思ってます。
使い方さえも忘れていたんですが、不思議なもので
段々感覚が戻ってきました。
素敵な演奏を子供たちに聞かせてあげてくださいね。
また、そこから何かが始まりそうな気がします。
そうですね、今回のきっかけは全くの偶然でした。
いつもの施設に行って、
「あれ? こんなところに何でエレクトーンが?」
で始まりましたから。
押入れからFDを出さなければならないような旧式だったのも、たまたまの話。
そして、古い楽譜を出す必要がなければ、そもそも楽譜を全部取り出そうなんて思わなかったことでしょう。
本当に何かが背中を押してくれたような気がします。
トン、と優しく、でもしっかりと。
コスモと一緒に弾くのは私の夢の1つでもあります。
家にエレクトーンが1台しかないので、自宅では難しいのですが、教室でなら練習できますしね。
高校生以上になったら発表会では大人と同じ扱いになりますので、その頃に実現してみたいです。
ぺんさんも、第2の道具の登場ですね。
どんな道具なんでしょうか。そちらのブログで紹介されているのかな。まだだとしても、いつか教えてくださいね。
絵本を読んであげているときの子供たちのキラキラした目も大好きなんですが、音楽を聞いたらどんな表情をしてくれるだろうかとワクワクします。
小さなものでもいいから、何かの始まりになってくれれば嬉しいです。
素敵な事ですね〜(*^_^*)
時が止まっていた部屋の時間も動き出し、これから、いろんな事が動いて行きそうですね。
音楽は万国共通。
きっと、全ての人たちに喜んでもらえる曲も多いと思います。
いくつか候補をあげて、その中からリクエストを募り、読み聞かせの合図のようにするのも良いかも知れませんね(^^)
そして、読み聞かせが終わった後のご挨拶にも。
もし、弾きたいと言う子が出て来たら、少しずつ教えてあげてくださいね。
以外に、プロ顔負けの素質を持っている子が居るかも知れませんよ☆
のだめみたいにね(^_-)-☆
ありがとうございます。
本当に、止まっていたものが動き出したような気がします。
私が、私であること。
結婚したり離婚したりした頃に、何となく失ったもの。
それを取り戻せそうな予感がします。
あくまで予感ですが(笑)
弾いてあげる曲は、取りあえず取っつきやすいところでアンパンマンにしようかと。
施設のお子さんたちが、よくアンパンマンのDVDを見ているんですよ。知っている曲の方が入り易いでしょうからね。
そうですね、中にはすごい才能を持っている子もいるかも。
私が教えてあげられるのは初歩の初歩ですので、もしそういう子がいたら、教室に連れて行ってあげないといけませんね
何だかジーンと来てしまいました。
昔の自分も、今の自分も、未来に繋がって行っているんですね〜。
コスモママさんの話を聞いているといつも思うのですが、確かにコスモママさんファミリーを見守って下さっている方がいるのを感じますね
僕も本を読むのが好きで、特に20代の頃なんて毎日読みふけって居ました。
その本が今もあります(捨てることなんてできません)。
今読んだら、あの頃感じた事と同じ事を感じるか?
少しは成長していると思えるので、また違った事を感じるかな〜
エレクトーン、頑張って下さい〜。
そう言えば昨日車に乗っている時、ラジオからこんな言葉が聞こえました、ある歌手の言葉らしいですが「上手に歌おうとは思いません、一生懸命に心を込めて歌います。」と、それを聞いて、何だかジーンときました(ジーン繋がりで・・・)。
どうもありがとうございます。
そうですね、何歳の私も、間違いなく今の私に繋がっているんですよね。
あのとき、あの本を読んだことも、この音楽を聴いたことも、全部今の私を作っている一部です。
良いことも悪いことも全部ひっくるめて「自分」なんだと、自分自身を認めるところから何かが始まるのかも知れませんね。
そうですね、確かに誰かが見守ってくれているのかも・・・祖母? 弟? もっと他の?
私も若い頃に読んだ本は捨てられません。
それこそ今の自分を形作る大きな要素ですからね。
今読んだら何を感じるか? 怖いような、試してみたいような・・・
今なら、当時とは違う箇所で感動したり共感したりするのかな?
それとも変わっていないのか・・・
「三国志」あたりで実験してみたいです
エレクトーン、リクエストがあったからには頑張りますよ〜
そう、上手に弾こうとは思いませんが(出来ませんが)一生懸命弾きます。
そして、子供たちに何かが伝わってくれたら御の字です。
「音楽って楽しい」。
そう言ってもらえたら、最高ですね
日々の出来事でであう「素敵」を感じるのって、感覚が
鈍っていると難しいですよね。
なんというか、センサーの感度とでも言いましょうか。
同じ体験をしても、それを自分の中で素敵に広げていける時と、
日常の一コマにすぎないまま過ごしてしまう時があるなあと。
「本棚の並びが変わった」‘だけ’のことが‘だけ’じゃない感情に
つながった感覚っていいですよね。
私も、できるだけアンテナを磨いて いろんな素敵を見落とさずに
いきたいなあと思えたお話でした。
アンパンマンのマーチ、いい歌ですよねー
プチ ダンス大会になったりして♪
お褒めにあずかりまして、どうもありがとうございます
そうですね、センサーを働かせておくのは大切かも知れません。
私も心がけたいと思います。
今回の「本棚の並びを変えた」ことは、自分でも意外なほど感動しました。
「いつもの通り」も悪くはないですが、やはりたまには気分一新が必要なものなのですね。
特に深い意味のない「一新」でも、何かが自分の感性を刺激するかも知れません。
実は今日、発表会が終わったので、本格的に?アンパンマンの練習に入ろうと思います。
子供たち、喜んでくれるといいな〜