職場体験最終日-心の星日記

職場体験最終日

コスモの職場体験、本日をもって無事終了しました。
最終日の今日は、私たちがいつもいる部屋を飛び出す形になりました。
うちの職場は古文書を保管しているので、近辺の博物館で展示会などがあると、一部貸し出す場合があります。その貸し出し中の古文書を返していただいたり、また新しいのをお預けしたりといった作業のお手伝いをしたそうです。
本人曰く、
「荷物は重いし、古文書を破ったりしたらどうしようかと思うし、すごく大変だった」
そうですが、とても充実した体験だったようです

私は保管室の方で１日作業をしていたので、結局ほぼ１日中別々の行動になりました。
私の目の届かないところでの「体験」も、本人にとってはとても良い経験になったと思います。

最後に、上司がそのまた上司のところに挨拶に連れて行ってくださり、職場の電話をお借りして中学校

に「終わりました」と連絡を入れて、職場体験終わり。
私は例によって、ドッと疲れました

でも、この３日間はコスモにとってとても貴重なステップになったような気がします。
何が、と言うと上手く説明できないのですが、少なくとも学校と言う囲いの外に出て、社会を少し覗いてみた、といったところでしょうか。
体験の感想を書くノートに、ついさっき本人が、
「少し大人に近づけた気がする」
と書いていました。

そう。少し近づいたかもね

私もまた、コスモにとって「働く」と言うことが、決してそう無茶なことではないと認識出来たことが嬉しかったです。
要はコスモが苦手なのは「全体（集団）への指示」であって、面と向かって「あれをして、これをして」と言われれば殆ど問題は無いということが分かりました。
むしろ、「飲み込みがいい」と褒めていただいたほどです（お世辞も入っていると思いますが）。
どんな職場でも・・・とまで行かなくても、職種さえ選べば、コスモが自立することは十分に可能だなと。
そう目の前で確認できただけでも、自分の職場に連れてきた甲斐があったと言うものです。

「本日の嫌みおばさん」については、かなり愚痴になりますので、「続きを読む」でどうぞ。

　　　　　　　　　　　　　

えー、今日嫌みを言ったのは、実は昨日までの「嫌みおばさん」ではありません。
その人は、今日は大人しくしていました。
本日の嫌み屋さんは、私より若い同僚。
このブログに何度か登場したことがありますが、二人の子供のお母さんで、私とはことごとく価値観の合わない人です（基本理念は子供の自立を促すこと＝放任）。
で、この人は、実は初日からコスモにケチをつけていました。
うちの職場が出している刊行物（割と専門的なもの）を、コスモが「読んだことありません」と正直に言ったら、私に向かって、
「ここに連れてくるなら、読ませなきゃいけないじゃないですか！」
と。
更に今日、近隣の博物館を回ることになったときに、上司がコスモにそれらの博物館の名前を知っているか聞いたところ、コスモが知っているのはごく一部だったのですが。
その事実を踏まえて、またまた私に、
「刊行物は読んでない、近くの博物館も知らない。何のためにここに体験に連れて来たんですか？　コスモママさんの教育が悪過ぎですよ！！」

・・・・・・・・・・

少なくともあんたに、教育云々を誹謗される筋合いは無い。

そりゃあ、準備不足だったと言われてしまえばそこまででしょうけど。
中学生の職場体験で、「礼儀正しくすること」や「与えられた仕事を真面目に最後までやり遂げること」の他に、準備って必要でしょうかね？
彼女はもともと口の悪い人ですので、言ってることの半分はたぶん冗談（のつもり）だと思います。
それにしたって、「何のために」とか「教育が悪い」とか・・・
赤の他人に向かって言うことではないのでは。
コスモにとっていい経験になったと思えた職場体験で、最後の最後に水を差された感じで非常に嫌な気持ちになりました。
コスモがいない場所で言われたのが、せめてもの救いでしたけれど。
（まあ、彼女も本人がいないからと思って言ったのでしょうが）

以上、愚痴でした。
爽やかな終わり方でなくてすみません

また、今回の職場体験についての所感があれば、明日以降に書きたいと思います。

2011-02-03 16:36 | 記事へ | コメント(6) |
| 中学校 / 広汎性発達障害（アスペルガー症候群） |