2010年02月27日(土)
年号。
コスモと言う子は、機械的な記憶力は抜群です。
いわゆる「忘れ物」はしますが、本や画像などを見て、一度記憶に刻まれたことは殆ど忘れません。
普段は私もそんなことは意識しないのですが、先日、改めてそういうものなんだなーと感心せずにはいられない出来事がありました。
(以下、少しばかり我が子自慢になってしまうかも知れません。ご不快な思いをされましたらすみません。

コスモたちは、来週の火曜日から学年末テストです。
社会科は歴史。その歴史の勉強をしていたコスモが、いきなり大声を上げました。
「あーっ、この年号、間違うてるーっ!!
は?と言う感じで、覗いてみたら。
コスモが見ていたのは、学校から配布されている歴史の資料集だったのですが。
「ほら、これ! 金閣寺が建てられた年が間違ってる! そやろ?」
そやろと言われても・・・
資料集に書かれていた年代は、1398年。
それをコスモは、1397年だと言い張るのです。
金閣寺の建立年は、資料集には載っていましたが、教科書には載っていませんでした。
一体どこで見たんだ?と聞いてみると、小学校のときに読んだ、歴史マンガに書いてあった、と。
その歴史マンガを引っ張り出してみると、確かに1397年と書いてあります。ただ、これだけだとどちらが間違っているのか分からないので、インターネットと、私の持っている日本史辞典とで確認。
その両方ともが1397年だったので、
「たぶん、資料集の間違いやね」
ということになりました。
コスモは、
「試験勉強をしている他のお友達が、間違って覚えたらあかんから」
と、翌日社会科の先生に言いに行きました。
社会科の先生は、1397年が正しいことを確認した上で、
「よう気付いたね」
と褒めてくださったそうです。
「あと、ややこしいことになったらあかんから、この年号はテストに出さへんって言うてた」
と、少しだけテストの傾向(?)も教えていただいて、コスモはご機嫌です。

それにしたって・・・

何年も前に読んだマンガの1コマにちょこっと書いてある数字を覚えてるか? 
フツー??(ー◇ー;)


いや、普通じゃないから障害児と呼ばれるんでしょうけど。
それに、コスモの記憶力に関しては、親として十分に認識していたつもりだったんですけど。
まだまだ認識不足でした(笑)
取りあえずこの先も、いい方向にこの記憶力を使って欲しいものです

2010-02-27 19:08 | 記事へ | コメント(6) |
| 広汎性発達障害(アスペルガー症候群) |

これはもう感嘆するしかないですね。素晴らしい!
人間の能力ってすごいなあ・・・。
2010年02月27日(土) 21:17 by コスモママ
さんごさん、こんばんは

人間の脳って、本当はもっともっと無限の能力を持っているのかも知れませんね。
コスモたちのような子は、「普通」と言われている機能が抑制されている分、他の部分が目覚めているのかも。
ホント今回は、1人の人間として素直にビックリしました
 コスモママさんこんばんわ。初めてコメントします。毎日のようにブログを拝見させてもらっています。先日「光とともに…」を紹介されていましたよね,そのあと新聞にも掲載されていたのをきっかけに,とりあえず3巻まで買って読みました。泣きながら,色んなことを考えながら読みました。今日の記事をみてまた,なるほどすごいなあと思いました!
 私の子どもはみつごで3人とも低体重で産まれてきたので,今でも年に数回発達外来に通っています。待合では何らかの障害を持っていると思われるお子さんたちもいらっしゃいます。お母さんと何かお話したくても,どんなふうに声をかけたらいいかいつも迷って声をかけられないことが多いです…でももっと色々勉強していつか不愉快な思いをさせないような声をかけたいなあと思っています。コスモくん,試験がんばってくださいねー。
こんばんは。
あははは〜(^◇^)
あるある〜!
S君もマンガとかの後ろにボソっと書かれているような言葉などを覚えてるんですよねぇ。
しかも何年も前の(^^ゞ
コスモ君の記憶は、今回、たくさんのお子さんのためになる事で凄い事だと思いますよ☆
でも、S君は、どうでも良い、人生に何の役にも立たない事が多いです(-_-;)
それにしても、教科書に嘘が書かれていたら、困りますよねぇ。
今回はコスモ君が気付いてくれたから良かったものの、そうでなかったら間違った知識を植え付けられるところでしたね。
コスモ君は、大人にならないまでにも、たくさんの人のためになる事をされたんですねぇ。
いっぱい褒めてあげてくださいね(^−^)
2010年02月28日(日) 09:08 by コスモママ
ずぼらママさん、おはようございます

コメントどうもありがとうございます。嬉しいです。
私も、そちらのブログはちょくちょく拝見しているのですが、いつも読み逃げでごめんなさい。
お子さんたち、元気に順調に成長していらっしゃいますね。
3人一度の子育てはさぞ大変だろうと、コスモ1人しかいない私は想像するしかありませんが、きっと将来はみんなでお母さんを大事にしてくれるようになるのでしょうね。
これからも、三つ子ちゃんたちの成長を楽しみに、ときどきお邪魔させていただきます。

こちらのブログも、いつもご覧いただいているのですね。どうもありがとうございます。
「光とともに・・・」も、読んでくださったのですね。
光くんは、あくまで自閉症児の1タイプではありますが、作者の戸部さんはいろいろな所で取材を重ねて来られたので、「自閉症ってこんな感じ」と大まかに捉えていただくにはとても良い「お手本」だと思います。
コスモも、光くんと良く似ていますよ。光くんが、もうちょっとよく喋るとイメージしていただければ、だいたい合っています(笑)
発達がアンバランスなのがこの子たちなので、人と同じが全くムリ!な面もあれば、今回ご紹介したようなビックリするような特技?を持っていたりもします。
それが育て方とか、偏った教育とかの結果ではなくて、全て生まれ持ったものだということだと言うことをご理解いただければ、私たち発達障害児の親としてはとても有難いことです。
病院でお見かけのお子さんたちも、見かけは「普通」なのに、突然年齢不相応な行動を取ったりするかも知れません。
でもそれは、アンバランスさから生まれるものだということで、(悪いことでなければ)温かく見守っていただければ幸いです。
声の掛け方は、普通のお子さん(とそのお母さん)と同じでいいんですよ。
ニコニコしていれば、「ご機嫌ですね」とか、「車が好き?」とか、「いい天気ですね」とか。
発達障害児の世界をほんの少し覗いて、ママさんの世界が広がるようでしたら、こんなに嬉しいことはありません。

コスモへの応援ありがとうございます。
試験は明後日からです。ラストスパートで、頑張ってますよ〜〜!!
2010年02月28日(日) 09:16 by コスモママ
yamachanさん、おはようございます(^o^)

そうそう。
今回はたまたま、役に立つことだったんですが、大半はどうでもいい、しょーもないことなんですよねえ(^◇^;)
何年前のコロコロコミックの読者の投稿ページに、こんなギャグが載っていたとか。
ついこの前も、いきなりゲラゲラ笑いだしたから何かと思ったら、5〜6年前のアニメのギャグシーンを思い出したらしく・・・
まあ、ある意味人生楽しめそうですが(笑)

取りあえず今回は、同級生のお子さんたちの知識を訂正できて、良かったと思います。
ホント、教科書が間違っていちゃ困りますよね。この問題がもし入試で出たら、それで人生左右される可能性だってあるんですから。
そして、コスモは「教科書だって間違っていることがある」という衝撃の事実に気付いたようで・・・
これからも、ミスプリを見つけたら言いにいくぞ!と張り切っています。まあ、滅多に見つからないでしょうけど^m^
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ニックネーム:コスモママ
性別:たぶん女性
年齢:そろそろ半世紀
都道府県:大阪府
アスペルガー症候群の大学生・コスモと、その母のお気楽ゲーマーライフ。発達障害がメインテーマですが、半分くらいはゲームの話題です。

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