2009年05月06日(水)
デリケートな話。
GWも今日で終わり。
今日は半日かけて、明日の家庭訪問に向けて掃除をしました。
取りあえず、予定通り終わって、明日は先生をお迎えするばかり(?)。ヤレヤレです

先月末、コスモにバツイチだということをカミングアウトした私でしたが、その話をするきっかけになったのは、男女の性的なことを説明する必要が出たからでした(カミングアウトの話についてはこちら)。
以下、ご不快になるような表現はしないつもりですが、念のため本文は「続きを読む」の先にさせていただきます。よろしくお願いします

担任の先生から電話があったのは、GW前のこと。
「私の勘違いだったら、申し訳ないんですが・・・」
といった出だしで始まりました。
先生によると、ここ数日コスモが休み時間に、机の前に深く座ったまま、しきりにお腹の下あたりを触っているとのこと。
「お腹が痛いの?」
と声をかけると、本人は、
「違う」
と。そして先生の見た感じでは、何となく自慰行為をしているように思えるので、私から聞いてみてくれないか、ということでした。
「他のお子さんたちも、敏感な年頃ですから。違っていたとしても、コスモ君が勘違いされて陰口を叩かれるようなことがあってはならないので」
先生のお気づかいに感謝して、一旦電話を切り、コスモに尋ねてみました。
まずコスモが言うには、中学校の制服のズボンは今まで着ていたジーパンなどと感触が違うので、布が身体に当たるのが気になって仕方無いそうです。それでついつい、腰回りから太ももにかけて、ズボンを引っ張る癖がついてしまったと。
私はその説明で納得した上で、コスモがやっていることは、実は性的な行為と勘違いされる可能性がある、と説明しました。
私は女性なので、あくまで聞いた知識でしかないのですが、男性はいわゆるシンボルの部分を触ることによって、気持ち良く感じる場合があること。それは決して悪いことではないけれど、人前でするのはとても恥ずかしいことだということ・・・
見る見るコスモの顔色が変わりました。
「どうしよう・・・
いきなり泣きじゃくり始めたコスモにちょっとビックリして、落ち着かせて話を聞いてみました。
どうやらコスモは、制服のズボンを引っ張ったりしているうちに、下腹部付近を触ると何となく気持ちいい、ということを覚えてしまったようなのです。
ただ、それがいわゆるエッチなことだとは全く知らなかったと。
コスモにしてみれば、決まった部分のツボを押すと気持ちいい、くらいの感覚だったようです。
「どないしょー! 僕、学校で恥ずかしいことしてしもたー!!
久方振りに、家の中で大声で泣くコスモを見ました。
知っていたのならともかく、何の知識もなくやったことですから、私はもちろん叱るつもりはありません。
取りあえず先に、先生に電話して、
「本人は、何も知らなかったようで・・・そういうことだと知って、かなりビックリしているみたいですので、学校ではもう二度としないと思います」
と伝えました。
大泣きしてしまったコスモには悪いですが、私は半分ホッとしていました。
コスモは、精神的には本当に幼い子です。
今の段階で、たぶん小学校低学年くらいだと思います。
はっきり言って、情緒的・生理的な面でちゃんと思春期を迎えられるのかどうかが心配でした。でも、ちゃんと男性としての面も育ちつつあるのだな、とホッとしたのです。
ともかく泣きやむようにコスモに言って、コスモがやっていたことは、ある程度以上の年齢の男性ならみんなやっていることなんだよと言い聞かせました。
学校など人前でやるのはNGだけど、例えば自分の部屋など、プライベートな場所なら全然構わないのだと。
「ただし、ママは女やからこれ以上は分からんからね。続きはおじいちゃんに聞きなさい」
と言うと、コスモもやっと笑顔になりました

更に、男性と女性が子供を作るときのことについて、コスモが学校で習っている範囲より、もう少し突っ込んで説明しました。
そしてそういう行為は、安易にしてはならないこと。
結婚するまでダメとは言わないけど、相手の女性と結婚してもいいと思えるくらい心を通わせて、自分もまた夫として父親として家族を養っていける力と自信を持って初めて、男と女として結ばれても良いのだということを。
コスモは、
「分かった」
と、しっかりと頷いてくれました。
で、そういう話をしているうちに、
「じゃあ、僕はどうやって出来たんや? ママが一人で作ったんと違うよな?」
という話になったわけです。かくして私の離婚カミングアウトの話に繋がります(笑)

ともあれ、先生が早めに気付いてくださって、本当に良かったです。
これからも、自分とは違う性の子供を育てていくに当たって、いろいろあるんだろうなとは思います。
そのときは、皆様にアドバイスをお願いすることもあるかも知れません。どうぞよろしくお願い申し上げます
2009-05-06 16:02 | 記事へ | コメント(6) |
| 広汎性発達障害(アスペルガー症候群) |
こんばんは。
こればっかりは、きっと男性でも難しいでしょうねぇ。
今の時代に親をやってる年齢だと、そういう話はまだまだタブーな時期に生まれてますからね(^_^;)
発達障害を持つ子供たちの精神年齢が低いとは言っても、身体は成長してますからねぇ。
これはホルモンのさせる事で、精神的や知的なこととは別問題です。
例え、重度のお子さんであっても、やっぱり思春期は殆どが10代に訪れているようですよ。
yamachanchiも、yamachanからS君に話しをしました。
でも、結婚してからじゃないとダメ!それまでは女の人には触りません!ってキッチリ線を引きました。
どうしてなのかは、またお会いしてからと言う事で・・・(^_^;)
担任の先生が、早く気づいてくれて良かったですね☆
大切なことですもんね(^^)
2009年05月06日(水) 22:30 by イッチャんの父  コメント削除
こんばんは。

コスモ君びっくりしたでしょうね〜(笑)。
でも、健全に育っている証拠ですね。
コスモママさんの対応、本当に適切な対応ですね。

先生の素早い応対も、とても好感が持てますね。

泣いてしまったコスモ君が、とても可愛く思いました。
僕がコスモ君の親だったら、たぶん「お父さんもそうやったわ〜
と笑い話にしてしまうかもしれないです。
コスモママさんの丁寧な説明で、コスモ君が納得してくれてよかったですね

しかし、この手の話は子供に説明するの、難しいですね(照れます)。。。
2009年05月07日(木) 08:47 by コスモママ
yamachanさん、おはようございます(^o^)

ですよね。私が子供のころなんて、親はこんな話は全然してくれませんでした。
母なんて、少しでもそういう話題に触れるとあからさまに「不潔だ」みたいな言い回しをするので、聞こうにも聞けませんでした。
大人になって、多少困ったのも確かですから、もう少しオープンにしてくれれば良かったのになあと思います(^^ゞ
だから、コスモには結構具体的に話しましたよ。ウソをついても始まりませんから。
それにしても、本当にこういうのはホルモンのなせる技なんですね。
コスモなんて、まだポケモンやヒーロー番組を見て喜んでいるくらいの精神年齢なのに。コナン君みたいに、小学校低学年くらいの見かけに縮んでくれないかなあ(笑)
S君のお話は、ぜひ聞かせてくださいね。貴重な参考になるかも知れませんので・・・(^^)
2009年05月07日(木) 08:53 by コスモママ
イッチャんの父さん、おはようございます

私は女性なので、具体的にはよく分からないのですが、本当にビックリしたみたいです。
教えて覚えるものではなくて、本能的にいつの間にかやっているものなのでしょうね。精神はともかく、身体はちゃんと思春期の男の子になっているということですね。

私もね、可愛いと思いましたよ。
同じくらいの年齢でも、変にませている子もいるだろうに、初々しくて可愛いなあと(親バカ丸出しです)。
今は本人は笑い話どころじゃないと思いますが、何年か経てば「そういうこともあったなあ」と笑って話せるようになるでしょうね。

先生が素早く対応してくださったのは、有難かったです。
知らずにやっていたとは言え、いじめや差別の原因になりかねませんからね。
今日、家庭訪問にいらっしゃるので、改めてお礼を申し上げておこうと思います
どんな話題にも ごまかさず きちんとコスモくんと向き合うコスモママさんは
いつも偉いなあと思います。
先生の対応が早くてよかったですね。
男の先生や若い女の先生だと こうはいかなかったかも・・・。
お母さん目線かな?
素直にコスモママさんのはなしを聞くコスモくんが かわいかったです。
(ごめんなさい コスモくんは真剣ですよね
お疲れさまでした。
2009年05月13日(水) 17:46 by コスモママ
さんごさん、こんにちは

今まで離婚の話は誤魔化してましたけどね(笑)
コスモみたいな子に方便の嘘は通用しないので、正直?に言うのが一番、と思ってます。
男女のことも、かなり赤裸々に話しましたよ。その間、我に返らないように必死でした。真面目に考えたら、
「私ってば、何でこんなことをきっちり子供に話して聞かせてるんだ?
と恥ずかしくなっちゃいそうで
担任の先生は、どうやら私よりも年上のようです。
「オバチャン先生」だからこそ、可能だった対応かも知れませんね
それにしても、この話を聞いているときのコスモは可愛かったですよ
ウルウル目でこっちを見ているのが何とも可愛くて、心の中は親バカモード400%くらいでした(笑)
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ニックネーム:コスモママ
性別:たぶん女性
年齢:そろそろ半世紀
都道府県:大阪府
アスペルガー症候群の大学生・コスモと、その母のお気楽ゲーマーライフ。発達障害がメインテーマですが、半分くらいはゲームの話題です。

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