中学校入学式(^^)-心の星日記

中学校入学式(^^)

今日はコスモの中学校入学式、当日でした。
おかげさまで良い天気

に恵まれ、桜も満開、最高の入学式日和となりました。
出発前からコスモは、
「今日から中学生かー。緊張するなー

」
と、カッチカチ。
校門のところで組み分け表を渡され、私とコスモはあらかじめ打ち合わせた通り（？）初めてクラスと出席番号を知ったような顔をして、校舎の方へ。
新入生はクラス別にグラウンドに並ぶようになっているのですが、取りあえず下駄箱の場所を確かめに行こうとしたら、学年主任のＡ先生と遭遇

「下駄箱の場所か？　先生と行こうか！」
と誘っていただき、Ａ先生とご一緒に確認。するとそこに、担任の先生もいらっしゃいました。
「コスモくん、今日からよろしくね」
見知った先生二人のお顔を見て、コスモの緊張も少し解けたようでした。
その後は先生方にお任せして、私は式が行われる体育館へ。あらかじめ教えていただいていた配席表から、コスモの席に一番近そうな保護者席を狙って（笑）座りました。
さて、式が始まって、入場してきた新１年生たち。コスモは・・・すぐ分かりました。だって、一人だけピョンピョンしていて頭が上下しているんですもん

まあ、
「新入生、着席」
の号令と共に座ってくれたから、いいんですけど。
「頼むから、初っ端から目立ちまくることだけはやめてくれよ～」
と祈りつつ、入学式が始まったわけですが、「開会の辞」の次の国歌斉唱で、

「き～み～が～あ～よ～お～は～♪（＾◇＾）」

ほとんどの生徒＆保護者が口パク程度で、テープの音しか流れていないような会場内に、一人朗々と歌うコスモの声が

そりゃあね、「斉唱」って言われたんですから。歌わなきゃいけないと思ったんですよね。周りがほとんど沈黙してようが関係ないですよね。自閉っ子なんですから。おかげで一部の人は国旗じゃなくてコスモに注目（泣）
ま、とにかく恐怖の国歌斉唱が終わりまして。そのあとは取りあえず何事もなく終わりました（ただ単にコスモの出番？が無かっただけなんですが）。
さすがに中学生ともなるとほとんどのお子さんがじっと座って話を聞いている中で、一人頭がゆ～らゆら揺れてましたけど、そのくらいは「国歌独唱」に比べりゃどうってことありません

またピョンピョンしながら退場していった姿に、ある意味、心からホッとしました・・・

長くなりそうなので、下の「続きを読む」をクリックしてください。

さて。新一年生が退場した後は、校長先生・生活指導の先生・そして学年主任のＡ先生からご挨拶。
校長先生は、簡単に一言だけ（話が短いのはいいことです）。
生活指導の先生からは、主に携帯電話

の問題についてでしたが、少々印象深いお話を聞くことができました。
「小学生までは、親御さんが子供さんの前を走って、引っ張って行っているような感じだったと思います。でも、これからは子供さんに前を走らせて、親御さんが程良い車間距離を取って走って行くのが理想だと思います。親が近づきすぎるのは過干渉になってしまう恐れがありますし、遠ざかりすぎるのは放任になってしまいます」
確かに、その通り。仰る通りだと思います。
ただ、コスモのような子に限って言えば。通常のお子さんよりは、過保護・過干渉とは別問題で手を掛けなければならない障害児に関して言えば。
車間距離を取る、と言うよりは共に手を繋いで走って行く、という感じかなと思いました。今までは、手を引っ張っていたのが、これからは手を取り合って並行して走って行く、みたいな。それがそのうち、コスモの方が私の手を引っ張るようになり、いつかは私の手を放して一人で行くのかなあ、と。
コスモと私のこれからの関係を考えていく上で、とても良い話を聞かせていただいたと思います

ちなみにどうして携帯電話の話でそうなったかと言うと、携帯電話というものができた影響で、今は子供と親の車間距離が取りにくくなっている、というお話でした。いろいろと難しいものですね。

そして、Ａ先生から。
「生活指導の先生に話そうとしていたことを持って行かれた」
と仰いつつも、中学校三年間は小学校六年間に比べて心・身体ともに激変する日々であること、だからこそ多くのことを学ぶべき時期であることなどをお話しになりました。
更に、
「今年度の新一年生の中には、見た目では分からないハンディキャップを抱えた生徒さんもいます。そういった人たちのことを知り、どう接すれば良いかを学んでいくのも大事だと思います。大切な課題の一つとして、取り上げていきたいと思います」

Ａ先生～～。ありがとうございます～～(T◇T)

Ａ先生のお話が終わって、入学式の式次第は全て終了。その間子供たちは何をしていたかと言うと、教室で担任の先生から教科書をいただいていました。保護者はここで帰っても構わないのですが、今日は子供たちの荷物が大変重いということで、
「もしよろしければ、教科書を持って帰るのを手伝ってあげてください」
と、Ａ先生。それでも帰る保護者が大半でしたが、私はもちろん教室へ行くつもりでした。すると、Ａ先生が私の方に駆け寄って来て、
「こっちの方が（教室に）近いですよ」
と誘導してくださいました。私が早く教室に行った方がコスモが安心する、と考えてくださったようです。
「コスモくん、大きな声で（国歌を）歌ってましたね。可愛いですねえ

」
Ａ先生のお言葉に、私は恐縮するばかり

コスモのクラス（コスモは１組になりました）に到着すると、ちょうど担任の先生が帰りの挨拶をなさっているところでした。
そして意外や意外、教室から出てきたコスモは、ニコニコしながら２～３人の男の子と話をしていました。
その子たちは、私を見て、
「僕たち、コスモくんと友達になりました。どうぞよろしくお願いします」

な、なんて礼儀正しい中学生たちなんだ・・・（*^_^*）

「こちらこそ、どうぞよろしくね」
と、私も挨拶。あとでコスモに、どういうきっかけでお友達になったのか尋ねると、その子たちがモンハンの話をしていて、コスモも混じったら意気投合したそうです

ゲームってやっぱり、悪いことばかりじゃないですよ

「早速、お友達ができて良かったねえ」
と私が言うと、コスモも、
「うん、中学校って、思ったより楽しそうや」
と、コスモも上機嫌。朝の緊張は何処へやら

取りあえず、コスモの中学校生活は、とても良いスタートダッシュを切ることが出来たようです。

2009-04-06 17:32 | 記事へ | コメント(7) |
| 中学校 / 広汎性発達障害（アスペルガー症候群） |